これは占いとは関係がないが、最近、共通点のある3つの話に接した。読者の皆様に参考になれば嬉しいので、敢えて、今日の日記に記したいと思う。
Aさんは、若いときから痛風という持病を持っていた。痛風とは血液の中の尿酸値が高くなると、それが結晶化し、足の親指の関節などに激烈な痛みを発する病気だ。ところが、痛み止めの薬を使うと激烈な痛みはほどなくおさまり、また何の問題もない日常に戻ってしまうという。Aさんは、そうした一時しのぎの対処療法を長年続けてきた。
そんなAさんに友人が痛風の専門医に一度診てもらうことを勧めた。Aさんは、しぶしぶ友人の勧めにしたがって、痛風の専門医に診てもらった。「あなたの体内には長年溜め込んだ尿酸が蓄積されていて、すでに腎臓までダメージを受けています。このまま放置すると人工透析の必要が出てきますよ」と医師から告げられた。Aさんは青くなって現在、その痛風専門医の指導にしたがって真面目な治療に専念している。
Bさんは、パソコンのマウスの使いすぎから、右手首に激烈な痛みをともなう腱鞘炎(けんしょうえん)を引き起こしてしまった。近くの整形外科に通い電気治療と湿布薬、それに飲み薬を続けた。ところが一ヶ月経ってもいっこうに痛みが消えない。そこで別の整形外科医院の門をくぐり、同様の治療を続けた。それでも少しも改善しない。そこでハリ灸を試し、最後は気功にも行ってみた。この段階ですでに半年が経っていた。
そんなBさんにある知人が手の専門医があることを紹介した。某大学病院の整形外科の中にある「手」の専門外来だ。Bさんは、すがる思いでその外来に行った。この半年間の悪戦苦闘を担当の医師に話すと、医師は笑いながら、「すぐに治りますよ。注射一本です」と言う。ホントかいなとBさんが信じられない思いで痛む右手を差し出すと、ぶすりと注射一本。「数日で痛みはなくなります」医師はこともなげに告げた。
結果は、医師の言ったとおりで、痛みは数日後には嘘のように消え去り、腱鞘炎は直ってしまった。あの半年間の悪戦苦闘は何だったのかとBさんは思った。
Cさんは、以前からふとした時に胸が苦しくなる症状を自覚していた。心臓が悪いのではないかと思い、その症状を行きつけのホームドクターに話し、その都度、心電図をとってもらったが、どこも悪くないという診断だった。このような繰り返しはもう十数年続けてきた。でもやはり気になる。
そんなCさんの不安を聞いた友人が、だったら心臓の専門病院に行った方がいいと強く勧めた。Cさんも、それはそうだなと思い、インターネットで心臓の専門病院を調べ、外来を訪ねた。すると早速、24時間の心電図を記録できる携帯用の心電図計器を体に取り付けられた。これは大変なことになったなとCさんは思ったが、これで長年不安だった胸の痛みの原因が分かれば安心と、覚悟を決めた。その翌日、同病院に計器をはずしてもらいに行くと、データの解析は2週間後だという。
2週間後、Cさんは複雑な気持ちで同病院に出向いた。ところが、分厚いデータの束を見ながら、専門医は「まったく問題のあるデータは出ていません」と言う。やっぱり同じ結論か、とCさんは安心しながらも、前々からの不安が解消されないことになんとも言えない気持ちを抱いた。すると、「でも、この心電図のデータだけでは分からない場合がありますから、トレッドミルという負荷をかける運動をやってもらいます」と医師から告げられた。トレッドミルとは、スポーツジムなどにある、動くベルトの上を歩くマシンと同じものだ。
その結果、負荷をかけた場合の運動時に、Cさんの心臓は虚血症を引き起こしているということがはっきり判った。そこで医師は即、その原因を調べるためにカテーテル検査をする手筈をとり、Cさんはその後、2泊3日の検査入院をした。そこで判明したのは、Cさんの冠動脈の1本は通常の10分の1の細さに狭窄(きょうさく)しており、いつ心筋梗塞が起こってもおかしくない状態になっているということだった。Cさんは、間もなく同病院で手術を受けることになっている。
ずいぶん長くなってしまったが、Aさん、Bさん、Cさんの共通点は、もうお解りのように、「専門医」によって初めて救われたということなのよね。行きつけの「ホームドクター」ももちろん大切な存在。でも、ホームドクターは万能ではない。体の具合が悪く、それが長引くようなら、「専門医」に早く診せることが最も重要だと思う。専門の医師を賢く選ぶか選ばないかで、場合によっては生死の分かれ目にもなるのだから……。
もし今、体の不調で悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ「この病気では一番という実績のある専門医」を探し、その門をたたく勇気を持ってくださいね。そして、それには何よりネット検索が役立つこともお知らせしておきますね。
◆上記の専門医の診察をご希望の方はこのホームページにメールをくだされば、お教えします。