>>> トップページへ戻る

このページは2004年5月9日〜5月24の日記です。

>>>日記の扉へ戻る

2004年5月24日(月)
昨日の帰り、新しくオープンしたパン屋さんで、フランスパンやパネトーネ、お菓子パンを買い込んだ。これをおやつ代わりに食べてしまったら、体重増加は目に見えている。よせばいいのに、ついつい誘惑に負けてしまった。あまりに美味しそうだったんだもの。お店の前を素通りしなさいというほうが無理よ。

私は良いのか悪いのか、いつでも食欲がある。大食漢ではないけれど、高熱を出してもしっかり食べられるので、子供の頃、母が「食欲があるから病気の治りが早いのね」とよく笑っていた。本当に、私が食欲を失ったら、よほど重病か、死ぬときではないかとさえ思う。よく、ダイエットのために断食をする人がいるけれど、私にしてみれば、信じられない! 途中できっと気絶してしまうと思う。

昨日買ったパンは、いけない、いけないと思いなが、お茶を飲むたびに「これくらいならいいわよね」と、少しずつ……少しずつでもたびたびだから、かなりの分量になっているはず。もう当分、体重計には乗らないっ!!

2004年5月23日(日)
午後4時、東京駅構内(八重洲中央口)にある有名な待ち合わせ場所「銀の鈴」でジュエリー会社のR・Kさんに会った。「銀の鈴」で待ち合わせるのは何年ぶりかしら? 目印に大きな銀の鈴が下がっている。銀の鈴は以前、ただ天井からぶらさがっていた気がするのだけれど、記憶違いかな? いつの間にか鈴が透明なケースの中に収まっていた。

そこから2人で京葉線に向かったが、それがかなり遠い。途中に動く歩道か2カ所ぐらいあるし、京葉線のホームはずいぶん深い地下にある。3回くらい長いエレベーターで下り、やっとホームに着いた。時間を計らなかったので確かではないが、10分くらいかかった気がする。でも、電車に乗ってしまえば快速で31分、オシャベリをしていたのであっという間にQVCのある海浜幕張駅に到着した。

今日は午後7時から8時まで生出演し、21日と同様に幸せを呼ぶ「モイラジュエリー」についてお話しした。2回目ということもあって、ナビゲーターの小野田知永子さんと呼吸が合い、リラックスしてオシャベリできたのが嬉しい。1時間がとても短く感じた。

帰りはこれまたあっという間で、午後10時前には自宅でくつろいでいた。そうそう、「眼の下のクマ」だけれど、案の定、しっかりクマになっていて、いかにも疲れ顔。メイクで何とか「元気顔」に見せかけたつもりだけど、テレビにはどう映っていたのかしら? まだ録画は見ていないので、ちょっと気になるのよね。

2004年5月22日(土)
拉致をされたご家族のお子さんたちが帰国した。拉致に関してはまだまだ解決しなければ問題ばかりだが、蓮池さん、地村さんご夫妻のお子さんの帰国は、本当に良かったと思う。この日をどんなにか待ち侘びていらしただろう! 他の方々も1日も早くご家族に会えますようにと、祈らないではいられない。

私ときたら、この大ニュースに朝からテレビに釘付けで、仕事のほうはつい能率がダウン。夜遅くなって大慌てで仕事に取り組んだ。ニュースを放送している間は、テレビを消すことが出来ない。こういうことがあると、どうにも意志が弱くなるのよね。

これでは明日また、寝不足状態でQVCに生出演しなければならないじゃないの! たぶん明日は眼の下がクマ!!というひどい顔で出演することになるんでしょうね。クマ消しにかかる時間のことを考えて、時間的にゆとりをもってメイクしなければ! でも、放送が夜なので、ずいぶん助かる。

2004年5月21日(金)
21日朝のQVC出演に際し、台風の心配があり、急遽、千葉県幕張のホテルに泊まることに決定したことは、昨日の日記に書いた。でも、原稿を書き終えてやっと出発できたのが午前1時。大雨の中、車で幕張に向かい、ホテルニューオータニに到着したのが午前2時過ぎになってしまった。幕張のニューオータニは初めてだが、電動で開閉できるカーテンやFAX、インターネット用のモジュラージャック、バスルームのテレビなど、部屋に最新の設備が整えられた、きれいなホテル。ゆっくり出来たら、実に快適だと思うが、どういうわけか一睡もできなかった。どこでも、いつでも眠れる私にしてはめずらしいのよね。

でも、スタッフの皆様のお陰で、楽しくテレビ出演し、「モイラジュエリー」の紹介が出来た。ホッとして外に出たら、抜けるような青空! いかにも初夏という感じで気持ちがいい。その青空の下をジュエリー会社のR・Kさんと、オシャベリしながら車で自宅へ向かい、お昼過ぎに帰宅。軽く食事をとり、パソコンの前に座った。

ところが、いざ原稿を書こうとすると、頭がボーッとなってどうにもならない。「生命線のヒミツ」その7と書いたところで、座ったままストーンと眠りに落ちてしまった。自分では疲れという自覚はそれほどないのだが、目が覚めてもどうにも眠い。結局、まともに原稿が書けるようになったのは、深夜からになってしまった。「手相講座」を楽しみにしていてくださった方には、遅れて申し訳なかったのよね。

2004年5月20日(木)
大変なことになった。台風が関東地方に向かっている。明日の朝、関東に最も接近するとか。明日、午前9時30分からWhat’s newでお知らせしたQVCのテレビショッピンに出演しなければならない。QVCは千葉県の幕張にある。生放送だから、もし、京葉線がストップでもしたら、とんでもないことになる。そこで急遽、予定を変更して、今晩のうちに、車で幕張のホテルに向かうことになった。

間が悪いことには今日はまた、書かなければならない原稿の量がハンパではない。それを仕上げてから出かけるから、ホテル到着は21日の午前○時というぐあいになるだろう。仕方がない、もう、スッピンで眼鏡のまま行こう。ちょっと恥ずかしいけれどね。

とりあえずホームページの「毎日の運勢(5月21日)」だけは、書き上げよう。「手相講座」は楽しみにしてくださっている読者に申し訳ないが、明日、帰宅してから執筆したい。そうそう、日記も19日の分を飛ばしてしまった。これも帰宅してからということに……。 読者の方が「日記」や「21日の運勢」を読まれる頃は、幕張に向かう車の中か、ホテルかもしれないわね。

2004年5月18日(火)

ここ数日間、腕時計が9時35分を指したまま止まっている。電池切れだと思う。今日こそは電池交換に行かなければと思いながら、仕事に追われて行けなかった。ボーンメルシーの時計で、20年前に購入。ずっとし続けている。周りがゴールドで、文字盤が黒の何の変哲もないシンプルなデザイン。実家を訪れた三越の外商から買った。当時は18Kの時計はかなり高くて、私にしてみれば思いきった買い物だった。

その後、いろいろな腕時計に興味を持って、一時期、デザインが面白いオモチャみたいな安い時計を取っ替え引き替え身につけては、喜んでいたことがある。でも、いつの間にかその興味が失せ、このボーンメルシー以外は腕にはめなくなって10数年経つ。何故かこの時計だけは、していて違和感がない、私の体の一部、皮膚の一部になっている。それほど肌に接触する感覚が自然なのだ。まるで時計自身が自分の分をわきまえていて、決して自己主張をせず、脇役に徹しているという感じさえする。

これだけ長い付き合いの時計だから、ベルトは何度も替えている。ボーンメルシー専用のベルトでなければ合わないから、デパートの時計売り場に行く。そのたびに必ず「ずいぶん古い時計ですね。今はずっとお安いですよ。ボーンメルシーの新しいの如
何ですか? このデザインなんか素敵でしょう?」などと言って、店員さんがショーケースから時計を取り出してみせる。でも、どんなにすすめられても興味がわかない。

この時計とは、もしかして一生のお付き合いになるかな?という気がしている。動き続けてくれればの話だけれど……。少しずつ傷つきながら、くたびれながら、私と一緒に年老いていくのかなと……。「それもいいわよね」と、時計に心で話しかけながら、久しぶりにガラスを磨いた。

2004年5月17日(月)
夕方、一ヶ月半ぶりに美容室へ。ヘアカットしてもらうのは大好き。頭が軽くなって、気分がスッキリする。でも、10年くらい前まではずっとロングヘアで、背中の真ん中ぐらいまでの長さがあった。よくまあ、あんなに長い髪でいられたものだ。シャンプーするのも大変で、今では考えられないくらい。もう、一生、髪をのばすつもりはないし、きっと同じヘアスタイルを続けると思う。

美容室での楽しみのひとつは、ゆっくり雑誌が読めること。新しいコスメ情報など、けっこう参考になる記事があるのよね。気になるコスメをメモして、美容室の帰りにデパートへ向かうこともけっこうある。でも、今日は帰りがけにドラッグストアで、生理食塩液を購入した。生理食塩液は点滴に使用できる食塩水で、涙と塩分の濃度が同じ。これで朝晩、必ず眼を洗っている。ソフトコンタクトレンズを使用するようになったときからの習慣で、もう25、6年続けている。

どのように眼を洗うかというと、口が細くなっているソフトなボトルに生理食塩液を入れて、眼を指で広げるようにして、目頭のほうから食塩液を流し込む。この際、ティッシュを3枚重ねて折り畳み、もう一方の手で目頭の下にあてがっておくと、食塩液をすいすい吸い込んで具合がいい。

眼を洗うと、実に眼がスキッとして気持ちがいい。眼の汚れが全て洗い流される感じだ。私はアレルギー性結膜炎になりやすいけれど、眼を洗うようになってから、ほとんど症状が出ない。出ても非常に軽いのよね。だから、眼を洗うのは良いことなのではないかと思う。ちなみに「生理食塩液」は1本200円代で買えるが、扱っていない薬局も多い。私の経験では調剤薬局にはたいてい置いてあるので、いつもまとめ買いをしている。

2004年5月16日(日)
近くのスーパーで蕗(ふき)を売っていて、懐かしくて思わず購入。昔、家の裏庭に蕗が生えていて、今頃になると、母が煮て食べさせてくれた。蕗を見つけた瞬間に、その想い出が脳裏によみがえった。

でも、蕗を買ったはいいが、どのように調理してよいものやら分からない。「クッキング大百科」という分厚い本を引っ張り出してみたら、調理の仕方がちゃんと載っていた。私はお料理に関してそれほど熱心なほうではないが、お料理本だけはそこそこ持っている。いつか頑張って作ろうなどと思いながら……ネ。大学時代にはお料理学校に1年間通って、皆勤賞までもらったのだけど、腕はそのわりではないのよね。包丁で切ったり刻んだりするのがのろいのよ。

さて、その蕗、本に掲載されている通りにまず、塩で板ずりをした。まな板に蕗をならべて、塩を付けて両手でゴリゴリゴリゴリまな板に押しつけるように転がす。ちょっと愉快! 筋が所々はがれてくる。これを沸騰したたっぷりのお湯で4分間湯がき、水にさらして筋をたんねんに取り除き、鰹だしと砂糖、醤油で10分間煮込んだ。

さあ、素朴で美味しい「蕗の煮物」の出来上がり! まさに「日本の食卓」って感じじゃないの!などと、独り悦に入って試食。ところが、何としたことか、妙に渋いような、えぐいような感じで、さして美味しくないのだ。昔いただた庭の蕗とは大違い! もっとずっと美味しかったはず。本のレシピ通りに作ったつもりなのだけど、私の腕が悪いのかしら? どなたか蕗について詳しい方がいらしたら、ぜひメールで教えていただきたい。

2004年5月15日(土)
夕方になって、突然、「鶏のつくね鍋」がいただきたくなった。私は冬に限らず、夕飯はよく鍋物にする。今頃から9月いっぱいくらいまでは、冷房なしではとうてい執筆などできないから、どうしても体が冷える。そこで、体が温まる鍋物をということになるのね。最近はこの「鶏のつくね鍋」に、すっかりハマってしまった。といっても、全くの自己流で正式な作り方は知らないけれど、かなり気に入っている。先日、友人に話したところ、彼女も早速つくって「ほんとに美味しい!」と言ってくれたので、日記に書き記したいと思う。ただし、レシピなんて言えないお粗末な説明になるけれど、許してほしい。

材料はだいたい3人前ぐらいの分量として考えてください。

<つくねの材料>

鶏挽肉  500g
長ネギ  2本
ショウガ  80g〜100g
醤油   適宜
ごま油  適宜
卵     2個

<つくねの作り方>

 鶏挽肉にみじん切りにした長ネギとショウガのすりおろしたものを入れて、手でよく混ぜる。特にショウガは、これでもかと言うくらいたくさん入れると、鶏肉の臭みが消えるし、ショウガの香りがして美味しい。それに、これだけ長ネギやショウガが入ると、いやでも体が温まる。

2 1に醤油とごま油、溶き卵を入れてよく混ぜる。ポン酢でいただくので、塩味が濃くならないように、お醤油は少なくてよい。ふつう「つくね」の場合は、片栗粉を入れるらしいが、私は入れない。卵をたっぷり入れることで、くずれないし、ふわっと柔らかく仕上がるので、好きだ。えっ!? こんなに卵を入れて大丈夫?と思うくらいでちょうどいい。ちなみに卵が少ないと、お箸ではさむとくずれてしまうのでよくない。

3 お鍋のお湯が沸騰したら、大きいスプーンに2をすくって、お湯にポトン、ポトンと落としていく。2を手で丸める必要は全くない。だいいち、やわらかすぎて丸められないし、トロトロにやわらかいから、いいぐあいにスプーンから滑り落ちてくれる。煮立ってくるとアクが浮いてくるので、まめにすくい取っておこう。

4 後は、ふつうのお鍋と同じ。白菜、春菊、長ネギ、生椎茸、エノキ、くずきりなど、好きなものを入れて、いただく。そうそう、鶏のつくねにはポン酢が一番合う。ごまだれを試してみたが、それほど美味しいとは思わない。

2004年5月14日(金)
午後1時から打ち合わせ。仕事の話が一通り終わって、雑談になったとき、編集者のSさんからメイクに関して、こんなことを訊ねられた。
「先日、ラメ入りの透明マスカラを見つけて、すごくきれいでつい買ってしまったんですけれど、いざ使うとなると、この年齢じゃ、恥ずかしいかなと思ってしまって……。でも、やっぱり使いたいし、どのように使ったらいいかと……」
Sさんの年齢は知らないが、たぶん30代だと思う。
「ラメ入りのものって、若い子じゃないと、やっぱり難しいかなと思うんですよね。どうなんでしょう?」と、彼女はさらに付け加えた。
「ラメ入りの化粧品は若い女の子用と決めつけてしまっている方が多いみたいだけど、そんなことはないですよ。美しいものは年齢に関係なく、どんどん採り入れるほうがいいと思うのよね。あまりギラギラしないように上品に使えば、Sさんより、もっと年齢の高い女性にだって、じゅうぶんに馴染むもの。私もラメ入りはアイカラーをはじめ、たくさん持っているのよね」と、まあ、こんな話になった。そこで、Sさんにお教えしたラメ入りマスカラの使い方について、少し書き記しておこうと思う。

ラメ入りのマスカラは夜のお出かけやデートに使うと良いと思う。会社の帰りに友人と会ったり、デートするときなどに、化粧ポーチにしのばせておき、睫毛の先に少しずつ付けよう。ついでに下睫毛に付けるのもおすすめ。もちろん普段使っている黒や茶のマスカラの上からつけてかまわない。夜の街灯やカフェやバーなど灯りに照らされて、ときどきキラッと光ってロマンティック! デートなら、甘いムードを盛り上げてくれるのではないかしら? 

なんだか私もラメ入りマスカラをつけて、お出かけしてみたくなってしまった。でも、今夜もまた仕事か……。

2004年5月13日(木)
1時間だけの睡眠がたたったのか、夜になると頭がボーッとして、どうにも働かなくなった。ちょうどそこへケイタイの呼び出し音が。親友からだった。めずらしい! いつも自宅の電話にしかけてこない人がケイタイにかけてくるなんて。
「わたしね、とうとうケイタイ買っちゃったのよ」
「ケイタイ持たない主義、変えたのね」
「便利ね〜、やっぱり!」
そうか、それで嬉しくてケイタイにかけてきたのね……と納得。それから、ひとしきりオシャベリ。突然、彼女が言った。
「今、外でしょ? オシャベリしていて大丈夫?」
「外じゃないわよ。今日は一日中、原稿書いてるのよ」
「あら〜、だって、さっきおうちの方が言ってらしたわよ。外出中だって。それでケイタイにかけたの」
「おうちの方」って言ったって、いるわけないのに……。
「だって、へんね〜 ……ところで、明日の約束だけどね」
「約束!?」
「や〜だ、忘れちゃったのぉ〜?」
えっ!? 覚えてない! 私、何か約束して忘れてるんだろうか! いくら忙しいからと言って、親友との約束を忘れるなんて……急に不安になってくる。
「約束したっけ……」
「や〜ね、約束したじゃない! だいじょうぶ〜?」
彼女、自信たっぷりに言う。頭の中をグルグルさせながら、記憶を呼び戻そうとするが、出てこない。ますます自信がなくなってくる。最近、記憶力がおとろえてきた気がするが、ここまでとは!!
「や〜ね〜もう、ミキちゃん、しっかりして〜!」
なに? 「ミキちゃん」ですと!?
「わたし、モ、モイラよ」
不安の延長線上にまだいる私。思わずどもってしまった。勘違いは彼女なのにね。
「あらやだ! どうも話が微妙に噛み合わないと思っていたのよ。声も少し違うけど、ケイタイのせいだと思ったの。キャハハハハハ……あっ、スパゲティが茹で上がったみたい。じゃあ、またね〜」
と、彼女はそそくさと電話を切った。たすかった〜! 私の頭は無事だった。突然、飛び込んできた刺激的な出来事に、頭もスキッとした。ミキちゃんという方もモイラもイニシャルは同じM。ケイタイの電話帳登録に名前が並んでいるため、うっかり間違えたに違いない。それにしても、愉快だった。

2004年5月12日(水)
予想はしていたが、ひどく忙しい一日だった。朝からめいっぱい原稿を書いて、午後に打ち合わせのため外出。夜遅く帰宅し、また原稿を執筆。気づいたら太陽が昇っていた。つまり、すでに13日の朝となっていたのよね。それから、大あわてで「5月13日の運勢」を執筆。ぎりぎり何とか「毎日の運勢」だけは間に合わせた。本当はこの「日記」も「愛の手相講座」もとっくにUPしていなければいけないのに、ずいぶん遅れてしまった。楽しみしてくださっている方に申し訳ない。

今日(実際には昨日の話だが)の打ち合わせは、QVCのテレビショッピングで「モイラジュエリー」が販売されるために、幕張にあるQVCの本社で行われた。海浜幕張という駅で降りると目の前に素敵な高層ビルがあって、その中にQVCがある。千葉県は何度か訪れたことがあるが、幕張という地は初めて。とても新鮮な気持ちでビルを見上げた。

午後4時から打ち合わせが始まったが、スタッフの皆様はほとんど女性で、本当に気
持ちのいい方ばかり。実に楽しく、心が通い合うお話しができた。なんと、ディレクターのM・Nさんは、すでに私のホームページをご覧になって、私のことをよく理解してくださっていた。すごく嬉しい。

QVCで「モイラジュエリー」が販売されるのは初めてのこと。新しい仕事を始めるときは、特にチームワークが大切だ。この打ち合わせで、チームワークの良さが感じられたのは、素晴らしいこと。とても幸せだと思う。「モイラジュエリー」のショッピングは5月21日と23日の2日間、私が出演し、トークショー形式の生放送。

実は私、録画より生放送に出演するほうがずっと好きなのよね。長めに録画し、ビデオをカット、編集するよりも、私の気持ちが視聴者の方に伝わるような気がするのね。 QVCのモイラジュエリー販売についての詳しい内容は、近々、このホームページで紹介したいと思う。

2004年5月11日(火)
What’s newで皆様にお知らせしたけれど、今日は「第1回全国理美容学校メイクアップ選手権---トニータナカ杯争奪戦」に、審査員の一人として招かれ、とても素晴らしいひとときを過ごすことが出来た。選手はまだ美容学校の生徒とは言っても、予選を勝ち抜いている人たちだけに、ヘアスタイル、メイク、コスチューム、どれをとっても見事な出来映えだった。

何でも選手の方たちは朝早くから会場入りして、モデルさんのヘアスタイルを完成させ、コスチュームを着付けて、コンテスト開始に備えたのだとか。コンテストの開始は午後2時。舞台上では、すっぴんのモデルさんのメイクを40分間で完成させなければいけない。どの選手もその集中力と気迫のすごいこと! 見ているだけで感激で胸がいっぱいになる。

選手だけではない。客席は応援団の美容学校の生徒たちで埋め尽くされ、「○○ちゃ〜ん、がんばって〜!」と、その声援のまたすごいこと! 若いエネルギーが波のように舞台に押し寄せて、これにも胸が熱くなった。聞くところによると、コスチュームなどは選手の友人たちが総出で手作りしたりもしたらしい。何ていいんだろう!

メイクを始めて15分経過すると、私たち審査員が舞台に上がり、ひとりひとりのメイクを見て回り、採点を始める。どれも選手たちの努力と苦心と、夢の結晶。そう思うと、全員に満点を差し上げたい気持ちでいっぱいだった。でも、どうしたって、点数の優劣を付けざるを得ないのよね。

きっかり40分でメイク終了。モデルさんのコスチュームを覆っていた白いクロスがパッとはずされ、モデルさんが立ってポーズをして並ぶと、その圧巻なこと! これは予想以上で、特に「歴史上の美女」部門など、華やかな美しさにあふれていて、ワクワクしてしまうほどだった。クレオパトラは4人くらいいたけれど、どの人もクレオパトラになりきっていたし、ジャンヌ・ダルクはボーイッシュな美しさにあふれ、楊貴妃は妖艶。映画でおなじみのオードリー・ヘップバーン、ブリジット・バルドー、そしてツイッギーなど、見事に人物のイメージをとらえていた。

「歴史上の美女」部門の第1位はキャサリン・セダジョーンズをテーマにメイクした国際文化理容美容専門学校、国分寺校の熊切香菜恵さん。コンテストに際してのコメントで「このコンテストにすべてをかけてます! 誰も見たことがない様な美しい作品を作り優勝をつかみとって帰ります!」と宣言したように、確かな技術を感じさせる美しいメイクだった。

どの選手にもメイクアップアーティストとしての素晴らしい道が拓けるように祈っている。

2004年5月10日(月)
今日も忙しい1日だった。午後2時からM&Jさんと、ホームページのことで打ち合わせ。その際、思いきって、ずうずうしい提案をしてしまった。このホームページの新しいコンテンツとして「パソコン講座」を開設。M&Jさんにパソコンについてのノウハウを執筆していただけないかと、お願いしたのだ。

先日、日記にも書いたようにPCトラブルに遭遇。M&Jさんにフロッピーディスクの復元など、目からウロコのことを教わって、「パソコン講座」のようなページができたら、どんなにいいかと思ったのよね。それに、読者の方からもPCについて質問のメールもいただいたし、皆様に喜んでいただけるのではないかしら? 

でも、「ウラ話」に書かれてしまったように、「モイラの衝動的善意」と言われるかなと、半ば躊躇しながらのお願い。それが、予想に反して、二つ返事で快く引き受けてくださったのだ。なんとまあ、嬉しいこと! 「愛の手相講座」では、皆様にお教えする立場の私も、「パソコン講座」では、皆様とご一緒に学ぶ立場になれるのよね。内容としては、なるべく解りやすく、「今さら人に訊けない」といったものも入れようということになった。

というわけで、近々、「パソコン講座」が開設される予定。皆様のお役に立つページになったら、すごく嬉しい!

2004年5月9日(日)
朝から晩まで仕事。嬉しいことに気力が回復。昨日よりはずっと能率が上がった。ところで、私は窓に向かって机を置いている。座ったまま目を上げれば外の景色が見えるのは、実にいい。毎日、部屋に閉じこもって執筆を続けると、ともすれば閉塞感に襲われる。でも、窓に向かって執筆すれば、外界とのつながりを感じるし、気分的にずいぶん楽なのよね。

ところが、この4月からマンションがリニューアル工事で、ビル全体がジャングルのような足場に取り囲まれ、しかもすっぽり網のような物までかぶせられてしまった。そのため、景色がおぼろげにしか見えない。晴れているのか、曇っているのかさえ判然としない。閉塞感とまではいかないが、これはちょっと辛い。おまけに、ときどき耳をつんざくような工事音! 

どこか、他に静かに仕事が出来る場所を見つけて逃げ出せばいいようなものだが、その点、不器用なのよね。長年、馴染んだ自分の仕事部屋でなければ集中できない困った性分なのだ。よく、喫茶店やファミレスで仕事や勉強をしている人を見かけるけれど、ほんと羨ましい。私なんぞ、側を人が通っただけで、気が散って原稿が書けなくなる。外で出来ることは、本を読むことぐらいだ。

あっ、もうひとつあった、外で出来ること! 乗り物の中であろうと、喫茶店であろうと、眠ることはどこでも出来るのよね。座ったまま、20分くらい熟睡して、パッと目が覚める。外で眠ることができて、仕事が出来ない。なんて性分なんだろう。

リニューアル工事は7月末まで。ま、それまでの辛抱、辛抱!


結城モイラ ホームページ 2003(C) Moira Office. All rights reserved.