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このページは2004年1月26日〜2月1日の日記です。

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2004年2月1日(日)
夕方、近所まで食事にでかけたときのこと。レストランの隣のテーブルで若い男女が談笑していた。その女性の笑い顔が気になり、家に帰ってからも頭にこびりついて離れない。彼女、まるで泣いているような顔で笑っていたのよね。決して何かで泣き笑いをしていたわけではない。ジョウダンを言い合っているようなのに、笑顔か泣き顔なのか区別がつかないのよ。これはよくない。「人相学」では昔から「貧困の相」と言われる笑顔で、直さないと良いチャンスを逃すし、あまり幸せになれないのね。不幸なことが起こらなければいいのだけれど……。

1月21日の日記で「笑い声占い」をしたが、実は「笑ったときの表情」でも占うことができる。それをちょっと書いてみよう。

◆口を大きく開けて笑う……明るく開けっぴろげで隠し事をあまりしないタイプ。困難に遭遇しても、うまく乗り越えてしまう。福を呼ぶ相とも言われている。

◆口をあまり開けないか、口をむすんだままで笑う……プライドが高く、自己中心的なところがある。突然に気が変わる傾向も。

◆口角がキュッと上に上がる感じで笑う……香取慎吾さんの笑顔を思い浮かべてもらうとわかりやすい。口の両端がキューッと上に引き上げられる感じの明るい笑顔だ。これは昔から「富貴の相」と言われ、男性でも女性でも幸運をつかむタイプ。男性は度胸があり、女性は愛情深いとも言われている。何歳になっても心身ともに若々しく、異性にももてる人。ちなみに香取慎吾さんは今後、大俳優になっていく可能性が大だと思う。

◆口をへの字型にして笑う……家庭的に淋しい傾向がある。妬み心もけっこう強い。

◆口をゆがめて笑う……負けず嫌いでヒステリックなところがある。人をすぐ疑ったり、ちょっと意地悪な傾向が。

◆笑ったときに歯茎が出る……何かと苦労が多い。夫運がよくない場合もある。

◆顔中で笑う……まさに顔中が笑っているという感じの笑顔の人は、性格的に明るく情熱家。ただし、浪費癖がある場合も。

◆顔の表情をほとんど動かさずに笑う……冷静で理性的な人。人に対してちょっと冷たいところがある。

◆笑っているのに目が無表情……体力がひどく減退しているか、運気が下降しているときに見られる笑顔。内心は何を考えているのかよくわからないタイプでもある。

◆眉を上げて笑う……ひょうきんなところがあるが、反面、ちょっとしたことで心配する性格。しょっちゅう苦労しているようなところもある。

◆鼻にシワを寄せて笑う……明るくてもデリケートな面が。子供に縁が薄いとも言われる。

◆笑うときに額に小ジワが寄る……何かと取り越し苦労をしやすく、苦労をひとりで背負い込む傾向がある。

ひとことで言うなら、「香取慎吾スマイル」が福を呼ぶ笑顔。口の大小は人さまざまで変えることができないけれど、なるべく口を大きく開いて、口の両端を上げて笑うようにしましょ。そうすれば、良い運も舞い込んでくるはずよ。

2004年1月31日(土)
今日で1月も終わり! なんてまあ速いのかしら! 近頃「時」が新幹線なみのスピードで走りすぎていくような気がする。せめて1日がもう半日分、そう、36時間あったらいいな。そうしたら何しよう。まず8時間たっぷり眠って、仕事は14時間と決める。あらまあ、残りが14時間もあるじゃないの! その時間を使って、週2、3回は小さな旅をする。テレビで放送されているような「途中下車の旅」をね。考えてみると、東京生まれの東京育ちのくせに、行ったことのない場所だらけ。降りたことのない駅で降りて歩いたら、どんなにステキな発見があるか! そうだ、1日がたったの24時間でも、何とか時間をつくって、時々この小さな旅をしよう。

途中下車いえば、5、6年前、気紛れに京王線の幡ヶ谷駅で降りて、商店街を歩いたことがある。どこにでもあるような商店街だったけれど、一軒のひどく古ぼけた古書店を見つけた。ガタピシいうガラス戸を開けて中にはいると、狭い店内は本であふれ、足下にまで本が積み重ねられている。そこには表現しようのない独特の空気が流れ、ガラス戸の外とはまるで隔絶された世界のようだった。私は渦のような何かに引き込まれるように本を捜し始めた。きっと、私を待っている本がある!

すると、ふいに昭和30年に発行された「千一夜物語」の全集が目に飛び込んできた。ケース付きの立派な本だ。痛みもほとんどない。手にとって本を開くと、エキゾチックなカラーの挿し絵が現れた。読んでみると、翻訳本特有の不自然さが無く、文章が実になめらか。早速、購入することに決めた。

店主を探すと、お店の奥に隠れるように三畳くらいの畳敷きの部屋があり、主人らしき老人が背中を丸めて本を読んでいた。80歳くらいになるのか、艶のない長い白髪が、皺の刻まれた額や頬にかかっている。細く骨張った鼻がやけに高く見える。

「あのー、この本を……」
と声をかけると、主人は目を上げてこちらをじっと見つめた。メガネの奥の瞳に、知的でどこか怪しい光がある。
「その本、いいでしょう。翻訳家がうまいからね、読みやすい」
としわがれ声で答えた。

10冊以上もある全集なので、宅配便で届けてもらうことにして、お店を後にした。何だか次元の違う世界にでも迷い込んだような不思議な気持ちだった。妖怪にも見える店主の風貌……振り返れば、お店ごと忽然と姿を消している、そんな気さえした。

その後、といっても昨年の秋のことだが、ふと思いついて、以前と同じように幡ヶ谷駅で降りてみた。あの古書店は無くなっている違いないと妙に確信しながら。……やはり古書店は消えていた。

2004年1月30日(金)
お昼過ぎに仕事の打ち合わせ。仕事の話しが一通り終わって、しばし雑談。その方のご実家が牛乳を生産する牧場を経営されているという話しになった。そこで、以前から疑問だったことを訊ねてみた。

「あの、乳牛って、一度赤ちゃんを産むとず〜っとお乳が出っぱなしになるんですか?」
「まさか、そんなことはありませんよ」
そのかたは、笑って答えてくださった。
「まず、子牛が生まれますよね。そしたら一週間だけその子牛に母親のお乳を飲ませるんです。初乳を与えることは大事ですからね。それから子牛を母親から引き離して、今度は代用乳で育てるんです」
「ということは、わたしたちは子牛が飲むはずのミルクを奪っちゃってるということなんですね」
「まあ、そういうことになりますね。子牛を産んだ後、牛はだいたい10ヶ月間お乳が出るんですよ。一頭の牛から1日にどのくらの量のお乳が出ると思われますか?」
「さあ……検討がつかないわ」
「だいたい25リットルです。10ヶ月間で7500リットルということになりますね」
「わあ! そんなに!? それで、お乳を出し切ってしまったあとはどうするんですか?」
「2ヶ月間休ませて、また妊娠させて……これを繰り返すわけです。だいたい一頭の牛が5、6回出産することになるんです」

何だか牛が可哀相になってきて、それ以上は訊かないことにした。子供の頃から毎日欠かさずに飲み続けている牛乳。感謝して飲まないとダメね。

2004年1月29日(木)
昨日作った野菜スープを今朝もいただいた。一晩置いたせいか、スープに一段とコクが出て、キャベツや大根まで、さらに美味しくなった気がする。それにしても、冬の朝にホカホカの湯気がたった野菜スープ、なんて似合うんでしょう。淡いオレンジのランチョンマットの上の白いスープ皿が、ことさら優しく爽やかに見える。これで窓の外に雪が舞ってたりしたら、もうゾクゾクするくらい嬉しいのに!

野菜スープで思い出したけれど、先日読んだ本に面白いことが書いてあった。キャベツや大根って、O型なんだって……あの血液型のOということよ! そのいきさつはこう。以前、東北地方で起きた殺人事件の捜査中に、実に不思議なことがあった。なんと被害者が使用していた枕に、本人の血液型ではないAB型の血液反応があらわれたのね。これはひょっとすると犯人の!? 警察は当然、色めき立った。ところが、どこにも血痕は見当たらず、鑑識が枕を解体して調べたところ、何と中身のソバガラがAB型の血液反応を示していたのだとか。

血液を持たない植物に血液型なんて、ほんと変なことよね。でも、植物全体の中の10パーセントくらいは、血液型を持っているとか! 実体は、その10パーセントの植物には、糖たんぱくという血液を凝固させる成分が含まれており、それが人間の血液型と同じような反応を示したにすぎないのね。ちなみに、血液型別に下記の植物があげてあった。

ただし、人間のように性格判断はあてまらないとのこと。そうかなあ……私は何となく植物にも人間に近い性格がある気がする。植物の血液型で、その性格判断ができそうにも思うのよね。

A型----アオキ ヒサカキ
B型----ツルマサキ
O型----キャベツ 大根 カブ サトイモ ブドウ ツバキ AB型---ソバ アケビ カエデ

ところで、バラは何型だと思う? 私のイメージでは「美的感覚が優れていてプライドが高そうなムード」がこの血液型にぴったり当てはまると思うわ。(答えは左のバラの絵に隠されています…… わかった?)

2004年1月28日(水)
最近、またまた野菜不足なのか、急に野菜スープが飲みたくてたまらなくなった。一瞬、コンビニに並んでいる「レトルトの野菜スープ」が頭をよぎったが、「どうせ飲むなら、やっぱり手作りでしょう!」と作ることに決めた。

材料はざく切りにしたニンジン、大根、キャベツ、セロリ、玉ネギ、生シイタケ、ベーコン2枚と、ウィンナーソーセージ(ほうれん草入り)7本を半分に切って、コンソメスープの素でコトコト20分〜25分煮込む。よく煮えたら、皮をむき種を取ったトマトのざく切りを加える。お野菜は冷蔵庫にあるものでいいと思うし、ソーセージも好みのものでいいけれど、コツはぐらぐら煮立てないことと、絶対に煮すぎないことよ。野菜がくずれるし、スープが濁って美味しくなくなる。アクを丁寧に取りながら弱火でコトコト、これが大事。

こんな簡単なお料理だけど、まあ、ほんとに美味しいの! この野菜スープにガーリックトーストがまたよく合うのよね。もう、他のおかずなんて、何も必要ないという感じ! ダイエットにもいいかもしれないわ。たっぷり作ったので、今日と明日の2日分はありそう。スープひと皿でとても幸せな気分になっちゃった。

2004年1月27日(火)

押入にしまったままになっていたアクセサリーボックスを久しぶりに取り出した。アクセサリーを探していたわけでもないのだが、何となく見てみたい気分になった。イヤリングやペンダントなど、ずっと以前に愛用していたものに混じって、20代の頃に買った指輪が収まっていた。18Kでティアラの形をしていて、中央に小さなダイヤが2石と、ルビーが1石入っている。こんなフェミニンなリングを身につけた頃があったのよね。

18Kのリングで思い出したが、18Kの「K」は何を意味するのか知っている人って少ないのじゃないかしら。私も「モイラジュエリー」がスタートする以前は知らなかった。金の頭文字をとって「K」なのだとうと単純に思っていたのね。実はこの「K」は「カラット」のK。カラットというと、すぐにダイヤモンドなど宝石を思い浮かべるけれど、金の場合は合金の純金度を表している。つまり、24カラットが純金度100パーセントということになり、18Kは18カラットの金。要するに24分の18(75パーセント)金を含有しているというしるしなのね。ちなみに、宝石の場合、カラットは石の質量の単位。ダイヤモンドの1カラットは、質量が200ミリグラムに相当する。

ティアラのリング、確か単行本の印税が入ったときに購入したと思う。昔は18Kのリング、結構いいお値段していたのよね。1、2時間、右の薬指にはめてみたが、またしまい込んでしまった。何となく似合わなくなっている。ああ、それだけ年月が経ってしまったということね。

2004年1月26日(月)
知人4人からメール。皆、毎日ホームページを見てくださっているとのこと。実はこの4人の方にはホームページがリニューアルしたこと、うっかりお知らせしていなかったのよね。それなのに見てくださって、有り難いわ。

本当に、このホームページにはたくさんの方が遊びに来てくださって、とても嬉しい。ときどき仕事が山積みで、なかなか「モイラの日記」などに取りかかれなくて、そんなときは仕事をしていても気がかりで……。更新を待っていてくださるのでしょうに、申し訳ないのよね。でも、更新時間が遅くなっても、毎日と決めたものは、絶対に欠かさないようにしたい。

ところで、私が実に楽しみなのは、ケイタイを通じて皆様から送られてくる「50文字のエッセイ」。お一人お一人の真摯な思いが伝わってきて、ひとつ読むたびに感動してしまう。できるだけ多くの方のエッセイにコメントしたいと思う。一度にはほんの数人ずつしかコメントできないけれど、ちょくちょく更新する予定なので、気長に待っていただければと願っている。

さあ、これから「愛の手相講座」と「50文字のエッセイ」のコメントを書いて……頑張ろう!

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