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このページは2004年1月19日〜1月25日の日記です。

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2004年1月25日(日)
今日はずいぶん電話の多い日だった。この頃、仕事の依頼も友人の便りもメールで来ることが多いので、何年か前に比べると、電話の数が少なくなった。でも、声の交流もいいものよね。何となく楽しい。

電話のベルが鳴るたびに「もしもし」と出ていて、ふいに思い出した。この「もしもし」って、電話のときに「これから何か言いますよ」という意味で、「申します、申します」と言っていたのが、いつの間にか省略されて、「もしもし」になったのよね。今やケイタイ電話にカメラやナビまでついている時代になったけれど、いったい日本で電話が使われ始めたのはいつなのかしら? 調べてみると、ちょっと面白いことがわかった。

初めて電話が開通(当時は電話交換)したのは東京で、明治23年(1890年)12月16日のこと。でも、同年の5月には電話交換の公開実験が行われているのね。その様子が5月17日付の読売新聞に次のように記載されている。

「ここにおいて需要者は、聴音機を耳に当て、機械の中央に突出する筒先を口にあて、「オイオイ」と呼びて用意を問い合わせ、「オイオイ」の声を発して注意し、先方よりの承諾の挨拶あるを聴音機にて聞き取り、それより用談に入るなり」

何だか頭がこんがらかりそうな文章だけど、要するに当時はいちいち交換手に電話をつないでもらったから、まず交換手に向かって「オイオイ」と呼びかけ、先方に電話をつないでもらったら、また、「オイオイ」と言いなさいということなのよね。

電話開設当時はまだ「もしもし」という呼びかけじゃないのよ。それにしても「オイオイ」だなんて、ずいぶん威張った言い方だけど、そうとう身分の高い人しか電話が設置できなかったためみたいね。でも、最高にゆかいなのは、「オイオイ」と呼びかけられたときの返事! なんと「はい、ようごさんす」と答えたんですって! それがいつから「もしもし」に変わったのか、それはよくわからないそうよ。

2004年1月24日(土)
昨日受けたインプラント埋め込みの術後の経過はたいへん良好。体が妙に疲れているのと、歯茎が昨日より腫れてはいるが、そんなに辛くなくて、 20年前に受けたあの手術は何だったの?と思うくらい。熱もないし、大したことがなくて嬉しい! そこで、昨日書けなかった「歯並び占い」を書いてみたいと思う。歯並びで占うのは、「人相学」のひとつ。昔から歯並びであるていど性格などがわかるとされているのよね。

◆歯並びがきれい……性格が素直で、周りの人に可愛がられ、良い人間関係を築ける。特に上下の前歯4本の形がきれいだと運が強く、幸せな人生になる。

◆歯並びが悪い……いわゆる「乱杭歯」と言われる歯の人は、意地っ張りな性格で、人の言うことを曲げてとる傾向がある。短気だったり、忍耐力に欠ける場合も。運気が順調ではないことも多いので、できれば歯並びを治したほうが良い。矯正などで歯が美しくなると、運気も好転する。

◆歯が大きい……全体的に歯が大きい感じの人は、積極的でエネルギッシュ。かなり自己主張をするタイプだし、性欲も強いと言われている。

◆歯が小さい……ちょっと内向的なところがあり、自分をアピールするのが苦手。リーダーになるよりは、人をサポートする役目が向いている。

◆出っ歯……明るく、おしゃべりで前向きな性格。チャンスを積極的にとらえて、自分を売り出していく才能がある。どのような世界に進んでも仕事が出来る人として、評価される。ただ、ちょっと軽率で、好色なところが……。

◆引っ込んでいる歯……出っ歯とは逆で、歯が内向きに引っ込んだ感じの人は、少し警戒心が強く消極的。うっかりすると自分のカラにこもりがちに。どんどん外に出るようにすると運気がアップする。

◆八重歯がある……甘えん坊で可愛い性格。周囲に愛されて、早くから運が開けることが多い。つまり、八重歯は10代の時はなかなか幸運。でも、20代後半以降は八重歯あると、運気がスムーズに流れなくなる傾向がある。その時代になったら、八重歯を歯科医院で取ってもらうのもひとつの方法。

◆隙歯(すきば)……歯が全体的にパラパラしたかんじで、隙間が開いている人は、親兄弟など、身内との縁が薄いと言われる。性格的には根気がなくて、お金が入ってもすぐに出てしまう運勢。門歯(上の前歯2本)だけに隙間がある場合も同様。審美歯科などで、隙間をなくすと運気がアップする。

◆門歯(上の前歯2本)が目立って大きい……門歯だけが大きくて、他の歯が小さい人は、なかなかのアイディアマン。文学的な才能がある人も。ただ、ねばり強さに欠け、気が散りやすい傾向がある。

とまあ、「歯並び占い」はこんな内容。ご参考までに。

2004年1月23日(金)
昨夜の「いい夢が見られるおまじない」が効いたようで、今朝の目覚めはさわやかだった。友人みんなで久しぶりにパーティーをすることに決まって、その相談の夢だった。嬉しいじゃない? 本当にパーティーしたいなあ。

午後3時、予定通りに歯科医院へ。チタン製のインプラント(人工歯根)を1本、アゴの骨まで埋め込む手術を受けた。治療箇所は左下顎の一番奥、以前に虫歯で歯を1本失った部分だ。そこにインプラントを埋め込んでおけば、その上にセラミックの歯を固定し、自分の歯と全く同じように噛むことができる。つまり、いわゆる入れ歯にしないですむというわけね。

実はこのインプラント治療、20年前に受けているのよね。その頃は最新の治療で、インプラントは京セラのセラミック製の物が使われていた。それがあまり良くなかったのよ。最初は噛み心地も抜群で、すごく調子が良かったのだけど、年月が経つうちにぐらつき始めた。それで、やりかえの手術ということになったのね。

やりかえないといけないのは、もう2年も前にわかっていたこと。でも、イヤで逃げていた。だって、20年前の手術、本当に辛かったのよ。術後、ズキズキ痛むし、熱を出して3日間も寝込んだのだもの。当時、一度インプラント治療を受ければ、生涯心配なしと説明されて苦しみに耐えたのに、それがもう一度!? でも、いずれは受けなければいけない手術。そこで、やっと決意したのね。

さて、いよいよ手術開始! 歯茎に何本も麻酔を打たれ、唇まで痺れてくる。麻酔が完全に効くまで、先生が緊張をほぐそうと、あれこれ雑談をしてくださる。
「さて、始めましょう。すぐ終わりますからね」
「はい……」
思わず返事の声が小さくなり、目をつぶる。どんな道具を使うかなんて、絶対見たくない。グイ〜〜ン、グイ〜〜ン、ガリガリガリガリガリガリ……頭のてっぺんまで響くすごい音! 顎の骨に穴を開けてる! ドリルみたいな物かな……想像しない、想像しない。ええっと、来週はあれして、これして……こういうときに限って気がきいたことは思い浮かばない。生きた心地がしない。
「はい、あとは傷口を縫合するだけですからね」
かくして、無事にインプラントは埋め込まれた。術後、レントゲンを見せてくださったが、顎の骨に刺さっているインプラントの形は、まるでネジ釘! 以前の1本の細い棒という感じのインプラントとはぜんぜん違う。これなら長持ちしそう。よかった!

麻酔から終了まで時間は40分くらいだから、20年前よりはずっと短い気がする。もう麻酔が切れてだいぶ経つが、痛みもあまりない。すごいなあ、医学の進歩って。でも、ちょっとだけ疲れちゃった。予定では今日の日記に「歯並び占い」を書くつもりだったけれど、それは明日にしたいな。

2004年1月22日(木)
朝の目覚めは何となくスッキリしなかった。良くない夢を見ていた気がする。でも、内容が思い出せない。良くなかったという思いだけがあって、さわやかではない。内容が思い出せない夢は、ほんとに始末が悪いのよね。悪夢でも内容を覚えているほうが、よっぽどいいわ。こんな気分、引きずりたくないので、ベランダに出て、お腹の中が空っぽになるくらいに息を吐き出してから、思いきり朝の空気を吸い込んだ。これでやっとスッキリした。

近頃、少し疲れ気味かな? メイクをしようと鏡を覗くと、頬にプツプツが出来ている。おおっ、おまけに今日は鼻の真ん中に赤いプツンが! 目立つなあ、これ……コンシーラの濃いのと薄いのを少しずつ塗り重ねて隠す方法もあるが、何となくこのプツン、今はいじらないほうが治りが早い気がする。少々目立っても気にしないことにして、メイクを仕上げ、打ち合わせのために外出した。

打ち合わせの帰りに買い物などをすませ、夜、気分上々で帰宅。そこで思い出した。明日は歯の治療なのよね。私はとにかく歯医者さんが苦手。歯のことをあれこれ想像したらまた、イヤな夢を見るかもしれない。そこでおまじないをすることに決めた。日本に古来から伝わる「良い夢が見られる」という短歌。ちょうどいいチャンスなので試してみよう。

「長きよの とをのねふりの 皆めさめ 波のり船の 音のよきかな」

この短歌、おもしろいことに、上から読んでも下から読んでも同じなのね。これを呪文のように何回か唱えて寝ると、良い夢を見ると言われている。ぜひやってみよう。

2004年1月21日(水)
ご無沙汰している友人から電話があった。彼女と話すのはほんとに久しぶりで、話しが大いに盛り上がった。彼女、以前と変わらず軽やかな声でよく笑う。その笑い声が実に楽しげで、こちらの楽しさも倍増する。このような軽やかで明るい笑い声の人は、性格が素直で良い運に恵まれる。彼女も主婦として、2人の子供のお母様として幸せに暮らしている。

笑い声はけっこう大事で、その人の性格を表すことが多い。ちょとだけ笑い声占いをしてみよう。

◆「ワッハッハハハ」と豪快に笑う……バイタリティーがあり、開放的な性格。ちょっと強引で、威圧感があるが、リーダーになる素質はある。女性なら、男っぽい性格か、男っぽさを誇示したいタイプ。

◆「ハハハハハ」といかにも明るい感じで笑う……楽天家で社交的。あまり隠し事はしない人だ。気持ちが安定しているときに、このような笑い方をすることが多い。

◆「クスクスクスクス」と笑う……気分のアップダウンが激しい人。明るくしていたかと思うと、急に落ち込むことがある。でも、いつまでも少年少女のように純情で、好奇心が強い。異性に良く思われたい気持ちが強く、常に異性の目を気にするところがある。

◆「ヒヒヒヒヒヒヒ」と「ヒ」に近いような声を出して笑う……ちょっと攻撃的で、意地悪。批判的で、疑り深かったり、人を軽蔑しやすいところがある。あるいは、一時的にそのような気分になっている場合もこのような笑い方をすることがある。

◆「クックックック」とこもったような声で笑う……自信を失い弱気になると、このような笑い方をする。いつもこのように笑う人は、ちょっとしたことで神経質になったり、イライラすることが多い。

◆「ホホホホホホ」と笑う……プライドが高く、ちょっと見栄っ張り。自分の弱点や欠点を人に見せたくないタイプ。男性でこのような笑い方をする人は、何を考えているのかわからないところがある。

◆ほとんど声を出さないで笑う……頭が良く、観察力がある人が多い。でも、クールで自己中心的なところがある。

以上、笑い声占いでした。

2004年1月20日(火)

私が好きでたまらないもののひとつにミニチュアの製品がある。ミニチュアの家具や食器を見ると、もう夢中になって目が離せなくなる。今日も仕事の合間に、新しく手に入れた小さなお盆にのった、和定食のミニチュアを眺めては楽しんでいた。ミニチュアの物って、なぜか幸せな気分になれるのよね。

これは先日、たまたま見つけた物。商品名は「ぷちサンプルシリーズ 和食三昧」。

右のボールペンの大きさと比べて見て!
トレーのサイズは5.9x6.8cm

箱にしゃぶしゃぶやてんぷら、おでんなど、和食のぷちサンプルの写真が10種類ぐらい載っていて、そのあまりの可愛さに購入した。ただ、中身はどれが入っているのかわからない。私の場合は「鱈の西京焼き」だった。でも、お値段がとても安いのに本当によくできていていて、小さいのにリアリティと存在感があるのね。とにかく小さくて、お皿の上に鱈をのせたりするのがたいへん。鱈に添える「はじかみ」なんて、すぐにコロンと横に落ちちゃう。自分の指が無粋なほど大きく感じて、不器用さがもとかしい! ピンセットを使ったら、何とかうまくセットできた。  

ただ、この「ぷちサンプルシリーズ」、中身が何かわからないのが私としてはちょっと残念。子供の頃によく買った、グリコのおまけ感覚の楽しみはあるけれど、中身がわかるほうが集める気になれるかな。制作会社のホームページを見たら、「ファミレス」や「デザート屋」などのいろいろなシリーズがあって、2年くらい前から販売しているよう。もう、かなり有名な商品なのかもしれないわね。

http://www.re-ment.co.jp/index.html

2004年1月19日(月)
朝起きて、久しぶりに冬を感じた。かなり寒い。マンションは一戸建てに比べるとエアコンがよくきくから、部屋にいると冬だかなんだか分からなくなる。でも、今日は違う。窓の外の景色も寒そうにどんよりしている。いいなあ、冬らしくて……。

文明が発達し、便利になるとともに環境破壊が進んだせいか、近頃、四季の変化がどんどん薄れている。なんだかどの季節もぼやけて、四季の喜びがあまりない。春は優しく、夏は激しく、秋は冷静に、そして冬には毅然としていて欲しいのよね。

子供の頃、東京の冬はもっと寒くて辛かったけれど、それはそれで楽しかった。ハアハアと白い息をはずませながら小学校に通学したこと。登校途中に水たまりに張った薄氷を見つけて、靴のつま先でトンとたたいて、ピシッと割れるのを面白がったり…。そうそう、もっと幼い頃は、庭の霜柱をザクザク踏んで歩くのがすごくゆかいで……その頃、私には隣に住んでいるカズちゃんというボーイフレンドがいて、その子と一緒に氷や霜柱でよく遊んだのよね。雪が降れば、ふたりで雪だるまをつくったり、雪合戦をしたり……。その頃の東京はもっとしばしば雪が降ったし、けっこう積もったのよ。

冬って、好き! いつかかならず北海道に流氷を見に行きたい! それから北極にオーロラも! オーロラって実際に見たら、きっと魔法の世界に迷い込んだ気がするでしょうね。冬のことをあれこれ考えていたら、夢がどんどんふくらんできたわ。

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