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このページは2003年12月8日〜14日の日記です。

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2003年12月14日(日)
東京・中野サンプラザホールで行われた由紀さおりさん・安田祥子さんのコンサートに出かけた。おふたりの透明な心洗われる歌声が大好きで、おまけに無類の童謡好きであることもあって、コンサートに出向くのは今回で5回目。朝から張り切って、私にしてはめずらしく予定より早く家を出た。

ホールに到着して、すぐに楽屋へ向かった。そう、実は、由紀さんは私の友人で、今回のコンサートは由紀さんがご招待してくださったもの。人と人との縁はほんとに不思議! 今年の3月だったか、私のたっての希望で、由紀さんと雑誌で対談させていただいたことが交際の始まりなのね。なぜか自然に心打ち解けて、いつの間にかお友だちに。その成り行きがあまりに自然で、私自身、今でも驚いている。この世で親しくなる人は前世でも身近な存在だったという説があるけれど、由紀さんともそうかもしれないわ。交際期間こそまだ短いけれど、本当にかけがいのない、大事なお友だちだと感じている。

▲由紀さおりさん(左)とお姉さまの安田祥子さん(右)
写真はTOSHIBA EMIのリーフレットからスキャンしたものです。

http://www.yuki-yasuda.com/index.html

楽屋で由紀さんと少しだけ立ち話をして、コンサート会場へ。大きなホールが瞬く間に満席になる。観客が見守る中、幕がゆっくりと上がり、やわらかな歌声が流れてきた。おふたりの歌声には、日本人であることをあらためて思い起こさせる何かがある。殺伐とした事件が相次ぎ、日本が先祖代々培ってきた文化さえも、無国籍化してきているこの時代。日本の心、質の高い文化である童謡を守り、伝える努力を長年されてきたおふたりは、とても貴重な存在だと思う。

なんだか堅い話になってしまったわね。ひとことで言えば、おふたりのコンサートはとにかく素晴らしい! 歌のゆりかごに揺られて、いつの間にか心が癒されるし、トークも楽しいの。しっとり落ち着いた素敵なお姉さまの安田祥子さんと、オチャメでユーモアあふれる妹の由紀さんは、まさに絶妙のコンビ。 由紀さんはおそらく生涯、愛らしさを失わないタイプだと思うわ。おふたりのコンサートにまだいらしたことがない方は、ぜひいらしていただきたいな。10代、20代の方は特にね。コンサートの情報は左記のおふたりのホームページで。

2003年12月13日(土)
お昼過ぎにデジカメ購入のため、ヨドバシカメラに向かった。空が気持ちいいほど晴れている。自然に体が軽くなる。

私はふだん、カメラにあまり必要性を感じず、旅行のときなどもほとんど写真を撮らないから、カメラを買ったのはもう10年以上も昔のこと。では、いったいなぜ今回、購入を決意したのか。その理由は、この「モイラの日記」にある。日記の所々にスキャンした画像を入れてみると、なんか楽しいのだ。文字ばかりよりもずっとページが明るく見える。それなら、絵日記風に、ときどき目にとまった印象的なものをデジカメで写して、掲載したらいいのではと思いついたのだ。

店頭には驚くほど色々な種類のデジカメが並んでいた。デジカメに全く無知なのに、どれを選んだらいいか……ここは店員さんに訊くのが一番と思った。
「お客様が写されるんですか?」
「はい」
「では、簡単なものがいいですネ!」
若い
男性の店員さんが「簡単」というところに、やけに力を入れて言う。
「女性の方には、やはり手軽に持って歩けて、扱いが簡単なものが一番ですよ」
またしても「簡単」に力を入れる。そんなに力を入れなくても! とちょっと引っかかるが、内心は、納得!
「これなんかいいですよ。液晶画面が他のものより大きいですし、期間限定でお安くなっているので、お買い得ですよ」
店員さんがすかさず笑顔で薦める。
「これなら、小さなバッグにも入りますね」
と私。いつの間にかそのデジカメが特別に良く見えてくる。デザインもなかなかいいじゃないの。小さくて、可愛らしいし…。かくして、ものの何分もしないうちに、レジへと向かっていた。

購入したデジカメはCASIOのExilim ZOOM EX-Z3という機種。さっき充電しておいたので、これから取扱説明書を読まなくては。明日から、写真を撮るのが楽しみ!

2003年12月12日(金)
朝、起きぬけにクシャミが2回続けて出た。風邪かな? 違うわよね。クシャミ1回は悪い噂をされている。2回は良い噂。3回は風邪というし……誰か私のことで、いい噂をしているのかも…とちょっといい気分になる。我ながら単純だなと思いつつ顔を洗う。

クシャミで思い出したが、「ネコのクシャミは幸せのお告げ」というジンクスもあったっけ。結婚式の朝、花嫁のそばでネコがクシャミをすると、幸せになれるというのもあるわね。古代ローマでは、ネコはヴィーナスの代弁者で、ネコのクシャミは女神に祝福されたしるしと考えられたそうよ。

ところで、クシャミのパワーって、ものすごいのね。以前に何かで読んだのだけど、時速に直すと、320キロメートルもあるとか。咳になると、もっとすごくて、時速400キロ! ふだんしている呼吸でさえ10キロくらいあるというのだから、驚いてしまう。

ということは、今日の私には、320キロメートル級のパワーがある証拠ね! そんなわけで、今日はハイスピードで原稿を3本仕上げ、予定より早く終了しました。現在、13日午前0時50分。おやすみなさ〜い!

2003年12月11日(木)
昨日はあんなに気持ちよく晴れていたのに、今日は雨。でも、もうあがっているかな? 

雨の日って決して嫌いじゃない。部屋のソファにもたれて、半分うつらうつらしながら、雨音に耳を傾けるのが好き。窓ガラスを伝う雨の滴や、水たまりに雨粒が落ちて、きれいな丸を描くのが好き。心がし〜んと安らいでくる。それから、どしゃぶりの雨の夜、車に乗って激しい雨音に包まれながら、大忙しに動くワイパーを眺めるのも好き……。

実は、私にはとっておきの睡眠薬がある。それは「雨音のしらべ」というCD。地に降る雨音だけが、ひたすら続くCDで、音楽など全く入っていないのね。原稿を書きすぎて、神経が立って眠れないときなど、ベッドに入り、この雨音をエンドレスで流すと、いつの間にか眠っているのよ。雨音には心を癒す1/f のゆらぎがあるのね。

このCD、どうしても欲しいという方のために、おせっかいかなと思いつつ、またまたネットで検索してしまいました。最近、CDレコード店ではこのCDを見かけないもので……下記のネットで購入できますよ。

雨音のしらべ  α波1/f のゆらぎ Raindrops (写真は手持ちのCDをスキャンしたものです)
PCS−5014 発売元:アポロン 定価: 1,000円 

ところで今日の早朝に、ホームページの制作をお願いしている「M&J」が新設した「裏話」の第2話として、「モイラさんはいつ眠っているのか?」が更新されて、思わず笑ってしまった。この「ウラ話」、打ち合わせにはなかったこと。昨日、「裏話」の第1話を発見したときは、ほんと、ビックリした。確かに私は細切れ睡眠が得意だけれど、ゆっくり、そうね、5、6時間くらい眠るときだってあるわよ。今日は早めに寝たいな。ああ、でも、まだ仕事が!

2003年12月10日(水)
仕事の打ち合わせの帰り、ふと立ち寄ったお菓子屋さんに、お菓子をいっぱい詰めこんだ赤い長靴が並んでいた。このクリスマスの長靴、私の小さいときから変わっていない。何もかもがめまぐるしく変わっていく世の中で、こんな愛らしく変わらない物を見るのは嬉しいこと。ホッコリする。

赤い長靴と言えばサンタクロース。サンタクロースは、4世紀に実在した聖ニコラスという人物がモデルだということは、ご存知の方も多いはず。このニコラスは地中海をのぞむ街(現在のトルコ)で、大司教という、たいへん高い地位に着いた人。伝説もけっこうあるけれど、そのなかで私が大好きな伝説があるのよね。それが次のお話。

「この聖ニコラスの住む街に、それはそれは貧しい家庭がありました。その家には3人の年頃の娘がおりましたが、お嫁入りさせる資金など、あろうはずもなかったのです。何しろ食べるにも事欠くほどでしたから……。窮地に立たされた父親は、これでは娘たちを街角に立たせて、稼がせるしかないと思いました。

ところが、父親が哀しい決意をしたその日から3日間、毎日、ひとつずつ金塊が家に投げ込まれたのです。その金塊は3人の乙女がいる煙突から投げ込まれ、乾かすために、煙突のそばに吊しておいた靴下の中に、スッポリと入ったのです。この金塊を投げ込んだ人物が聖ニコラス。この伝説がもとで、長靴や靴下にプレゼントを入れる風習が生まれました。」

いいでしょう?この伝説! 心が温かくならない? ところで、キリスト教がカトリックだった時代には、聖ニコラスの日(12月6日)にプレゼントを交わし、クリスマスに贈り物をする習慣はなかったとか。このクリスマスプレゼントの風習を生み出したのは、宗教改革で有名なドイツのマルチン・ルター。プロテスタントが生まれた16世紀になってからのことなのね。ルターは聖人や司教の存在を否定し、全ての素晴らしいものはキリストにおいてなされると言って、半ば無理矢理にクリスマスマスにプレゼントを交わす習慣を広めていったらしいわ。

いずれにしても、クリスマスプレゼントはするのもされるのも、幸せなこと。そろそろ、何にするか考えなくては……。

2003年12月9日(火)
ネットで注文した「プレミアム・クリスマス」と「スーパースター・クリスマス」のCDが午前中に届いた。注文したのが一昨日。何てスピーディーなのかしら。一刻も早く聴きたい気持ちを抑えて、執筆に励み、夕方、例のごとくメイクアップアーティストの修行に出かけた。

今日特訓を受けたことのひとつがコントロールカラーの使い方。コントロールカラーはグリーン、ブルー、イエロー、オレンジ、ピンク、パープルの全部で6色。まず、グリーンとブルーは顔の赤みが強い場合に用いると、赤みが消えて、透明感が出る。ただし、つけすぎには注意。グリーンやブルーが浮き出て見えて、おかしい。イエローは日焼けした肌や、くすんだ暗い色の肌にピッタリ。明るいオークル系の健康的な肌になる。オレンジは紫がかったクマを消すのに重宝。やや黒めで血色の悪い肌に輝きを与えたりもする。ピンクは色白で顔色の悪い人が使用すると良い。透明感がある血色の良い肌に変わる。パープルは青白い肌を明るく透明感のある肌に変える。ざっと言えばこんなところかな。この基本を頭にたたきこんでおけば、コントロールカラー選びには失敗しないし、肌をより美しく見せることができるのよね。

コントロールカラーは顔全体ではなく、部分的に使ってももちろんOK! 少量を指先などで肌に軽くたたきこんでから、ファンデーションを上にのせるといい感じ。この「少量使う」というところがコツよ。

今日はこの他にお肌のトラブル隠しや、優しく愛らしい印象を与えるソフトメイクなど、夕方6時半から夜の10時半近くまで、休憩なしで、みっちりトレーニングを受けた。そのテクニックはいずれこのホームページに開設する「モイラのハッピーメイク」でお話ししたいな。

2003年12月8日(月)
今日は一日中、部屋にこもって執筆。先日、出かけた際に、ふと目にとまって購入した不二家のパラソルチョコとペンチョコを、仕事の合間にかじる。う〜ん、懐かしい! 子供の時、大好きだったなあ、形も可愛いし! 今ではちょっと甘すぎる気がするけれど……。

ところで不二家の看板娘、ペコちゃん。何歳になったのかしら? ひょっとしてあの本に……とずっと以前に買った「渡る世間は謎だらけ」(石川敦子著 河出書房新社)を思い出して本箱から引っ張り出す。

ありましたよ! ペコちゃんの秘密がちゃんと書いてある。では、ペコちゃんは何歳でしょう? 次の中から選んでください。67歳、60歳、53歳、48歳。 >>>>正解は文末に

ちなみにペコちゃんは「ママの味・ミルキー」の発売と同時にデビューしたとか。アメリカの雑誌広告に使われていた女の子の写真をモデルに図案化され、6歳の女の子を想定しているとのこと。店頭のペコちゃん人形は身長が1メートルで体重が15キロ、スリーサイズはB58、W55、H63。

笑っちゃうのは、ペコちゃんの名前の由来。東北弁で牛の意味の「べこ」をちょっと変化させたとか。ミルキー=牛乳=牛=ペコちゃんなのね。なお、ポコちゃんのほうは、ペコちゃんが誕生してしばらくしてから、お友だちをつくってあげないとということで企画され、ペコちゃんより1つ年上の7歳を想定しているそう。なんだかすごく楽しくなってきた。今度、ミルキーも買ってみようかしら。

ペコちゃんは  歳です。

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