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このページは2003年12月1日〜7日の日記です。
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2003年12月6日(土)
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夕方、親友と久しぶりに会い、新宿南口の雑踏を歩く。「こんな所でテロでもあったら……」などと、彼女が恐いことを言う。そう、いつ何が起きてもおかしくない、物騒な世の中になったのは確か。でも、そういうことにはあまりカンを働かせたくないし、占いたくないな。やはり私はハッピーになれる占いをしたい……あらためてそう思いながら暮れかかる空を見上げた。 高島屋で少し買い物をして、ぐるりと歩いて東口駅ビル・マイシティー7Fのレストラン街へ。この7F、昨年の暮れにリニューアルオープンしてから、実にいい。いつでも混雑している。ビュッフェスタイルで飲茶を食べさせる大人気のレストランがあり、そこに彼女を案内した。飲茶と言っても、本格的な中華料理からデザートまであって、リーズナブル! ついでに言うと、8Fのちょっと高級なレストラン街も気に入っている。 以前は閑古鳥が鳴いていたマイシティーのレストラン街。思いきったリニューアルでかくも活気を呈するものかと、行くたびに感心してしまう。人間、どんな逆境の時もあきらめたり、投げ出したりしてはいけないのよね。逆境の時こそ、新しいアイディアをひねり出すチャンス! なぜって、運気の波は下がりっぱなしということはあり得ない。どうしようもないほど辛い状況になったら、これは大きなチャンスと言えるのよ。そのときこそ頭をフル回転させて、思いきり自分をリニューアルすべく全力投球すること。そうすれば必ず運気の波は上昇し始める。予想もしなかった幸運の道が開けてくるのだ。 友人も私も他愛のないオシャベリと中華料理でお腹をいっぱいにして別れた。学生時代からの友人というのは、ほんとにいい。何十年経っても、ずいぶんと長く会わなくてもお互いの呼吸がわかるし、心がすぐに溶け合う。それがひたすら嬉しい。 |
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2003年12月5日(金)
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午後6時半より、銀座6丁目にあるGINZA WINE HOUSEで、単行本「わたしの水晶」の打ち上げ。学研の編集長の矢代稔さんをはじめ、出版に携わった総勢7名のとてもアットホームなパーティーになった。 6名の方々については、近々、「わたしの水晶」のページで顔写真とともに紹介させていただくけれど、どの方も申し分ないほど、いい方ばかり。おひとりおひとりの温かさが、心に染み込んでくる。本当に、私は何て幸せなのかしら! 感謝と感激で胸が熱くなった。 GINZA WINE HOUSEは編集プロデュースの谷充代さんが予約してくださったのだが、カジュアルでなかなかムードのいいお店。少人数のパーティーにはピッタリのレストランだと思う。ワインもお料理も美味しくて、皆、お腹がいっぱいに! お酒がほとんど飲めない私も、ワインをグラスに1杯半くらいいただいたかな。ちょっとビックリ! |
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パステルモーブ 原産地フランス 1989年 |
帰りがけ、全員に1輪ずつバラの花を差し上げた。私のほんの心ばかりの感謝のしるし。このバラはパステルモーブという名前で、何とピンクがかった美しい紫色! 香りも良いのよね。新宿伊勢丹のレリアン・ローズギャラリーで購入したのだけれど、種類の多さに迷いに迷って、やっと決めた。でも、その甲斐あって、予想以上に喜んでくださった。 ところで、バラはギリシャ神話では愛と美の女神アフロディテ(ローマ神話ではヴィーナス)を象徴する花。この女神が海の泡から誕生した際、大地が女神に負けない美しさをと考え、バラの花を生み出したとか。でも、はじめバラには香りが無く、アフロディデの息子エロス(キューピット)に口づけされて初めて香るようになったとのこと。 |
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また、アフロディデが軍神アレスとの浮気現場を息子のエロスに目撃されたとき、アフロディデは沈黙の神に頼んでエロスの口を封じてもらったとの伝説も。そして、秘密が守られたお礼に、アフロディテが沈黙の神に贈ったのが赤いバラ。こうした神話がもとで、ローマ帝国の末期には、バラの花を宴会の天井につるし、その下で交わされた話は一切秘密にするといった風習が盛んに行われるようになったとか。 その後、人に「秘密に」と伝えたいときに、ちょっとオシャレに「バラの下で」(sub rosa under the rose)と言ったりするようにもなった……。バラにはまだまだ楽しい伝説があるけれど、書き続けたら朝になりそう。今夜はベッドサイドにパステルモーブを飾って、香りに包まれながら眠ることにしよう。 |
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2003年12月4日(木)
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占いコンテンツの制作会社メディア工房で打ち合わせのため、新宿から赤坂見附まで地下鉄丸の内線に乗る。午後1半過ぎというのに、車内はけっこうの混雑。でも、運良く座れた。気分的にゆとりが出て、女性たちのメイクが気になる。 20歳前後の女の子たちはかなりのメイク上手。こぞって黒々と長くポッテリとした睫毛をしている。先日、知人からマスカラの5度塗り、6度塗りをしていると聞いて、驚いたのを想い出す。子供連れの30代とおぼしき女性は、ママに徹してメイクをはなから捨ててかかっているよう。口紅の残りかすが、かろうじて唇の端にのっかっている。 それよりも何より気になったのは、目の前に立ったキャリアウーマン風の35、6歳の女性。しっかりメイクをしているのに、まるで半病人のよう。せっかく美人なのにこれではだいなし! こうしたメイクでは運気がダウンし、対人トラブルが起こる可能性も……。「メイク、直したい!」と思わず心の中でつぶやいた。 その女性、アイメイクがちょっと問題。アイホールに紫がかったグレー系のアイカラーをアイシャドウにはグレーと紫と茶を混ぜたような、かなりダークな色を使っている。目の下(アイポケット)は白のコンシーラでクマ消しをしたのだろう、グレーに見える。それに細い眉! 唇は薄づきのピンクベージュのリップカラーを使っているみたい。彼女の唇の色や肌の色とあまり合ってなくて、まるで色がない感じ。頬はチークを使っていないのか、血色が悪く見える。 私が彼女のメイクをするとしたらどうしよう。まず、アイカラーにはクリームがかった肌色にほんのりオレンジを混ぜて、まぶたを明るくしよう。睫毛の近くには少し落ち着いたオレンジ系のアイシャドーを使用。これでぐんと目が優しい印象になると思う。目の下のコンシーラは白のみで消そうとしても無理だから、白にオークルとピンクを少し足して、厚塗りにならないように指先で軽くたたくように馴染ませていこう。こうすることで、クマはかなり目立たなくなる。眉はもう少し太くすると、元気に見えるはず。 頬はピンクがかったオレンジのチークで明るくし、唇は彼女が使っているリップカラーにもう少し色がはっきりしたオレンジ系を足す。ざっと言えばこんなところかしら。これで彼女はかなりイキイキと魅力的になると思うし、運気もぐんとアップするはずよ。 つまり、彼女はメイクの色を少し間違ってしまったのよね。目や唇に使っているカラーは、彼女が20代なら、よく似合ったと思う。でも、難しいのは30代の半ばを過ぎると、よほど肌が若々しくないとダークなカラーは不健康で、老けた印象を与えてしまうのだ。顔のくすみをよけいにくすませて見せてしまうから、年齢とともにカラーを明るめに変えていかないとね。私なんかとうの昔にダークな色合いは使えなくなっているもの。そんなことを思ううち、あっと言う間に赤坂見附に着いてしまった。 |
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2003年12月3日(水)
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目が覚めたら、すでにお昼。10時頃には起きる予定だったのに。無意識に目覚ましを止めたようだ。執筆を終えて、ベッドに入ったのが朝の6時少し前だから仕方がないかと、自分に言い訳しながら歯を磨く。 つい数日前から、歯を磨くときに液体歯磨きの「薬用ハピカ Hapica」(森下仁丹)でまず口をゆすいでからブラッシングしてる。スーパーでたまたま購入したのだが、これがなかなか良くて、歯を磨いた後、口の中が実にスッキリする。他社の製品も試したことがあるが、ハピカは味に違和感が無くて好き。これなら続きそう。 それにしてもこの「ハピカ」って、きっと「歯がピカッと光る」から発想したんじゃないかな。会議などして、大まじめでこの商品名に決定したのだろう、などと想いながら、口をクチュクチュ……。この種のわかりやすいネーミングって面白くて、けっこう好き。でも、ドラッグストアで「でる実感」(便秘薬)を見かけたときは、思わずのけぞった。リアルすぎない? クチュクチュしながら、さらに頭をよぎったのは、「ヨシヨシ」という社名。仕事でお世話になっていて、単行本「わたしの水晶」執筆の際にも、素晴らしい水晶の写真を提供していただいたのに、こんなときに思い浮かべるとは……申し訳ありません。 「ヨシヨシ」という社名を初めて耳にした場合、一般にどういう会社を想像するかしら。ジュエリーの企画販売会社だと言い当てる人、たぶんいないわよね。「ヨシヨシ」の社長、吉田良さんも1998年に会社設立の際、フランス語などでいろいろオシャレな社名をいくつもお考えになったとか。 ところが、吉田さんが尊敬なさっているある方に、「そんな舌を噛みそうな名前じゃダメだ。吉田良なんだからヨシヨシでいいじゃないか。外国で買い付けをする際など、英語に訳せばgood good という名前ですと言えるし、すぐに覚えてもらえる」。そうアドバスされて、考え込んだあげくに決定されたとか。なるほど、一度聞いたら確かに忘れない社名だし、この不況の中で業績も順調らしい。 私も含めて一般に、「○○らしい感じがするから、○○にする」といった、既成概念や、「カッコよく見せたい」という思いにとらわれがち。この社名の由来には、ときには物事にこだわらず、もっと自由な発想をと教えられた気がする。 |
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2003年12月2日(火)
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昨日とうって変わって快晴。 スッキリ青い空が広がっている。といっても、窓の外は新宿の高層ビル群で、空が区切られて、ずいぶん狭くなっているけれど……それでも嬉しい。 こんな日は心から幸せ!と思える。 午後4時に占いの執筆をひとまず終了し、軽食(冷凍保存の中華ちまき)、外出。6時30分より、いつものごとくメイクアップアーティスト、プロの特訓を受ける。 今日はスペシャル・スキンケア。水と化粧水でじゅうぶんにしめらせたコットンをモデルの顔に並べ、その上にティッシュを重ねて、すっかり顔を覆い隠す。出ているのは鼻の穴だけ。まるでミイラをつくっているようで、もう、ゆかいゆかい! そのミイラの顔を指先で優しくかる〜くたたいていく……好きだなあ、スキンケアって。なんか楽しい! 10分後、顔のコットンとティッシュを取り除くと、あらまあ、お肌が水分をたっぷり吸い込んで、プニプニ、やわらか〜くなっている。術前術後のこのお肌の違い! 嬉しくて内心ニンマリ! このスキンケアの詳しいテクニック、独り占めしてはあまりにもったいない。いずれ、新ホームページの『モイラのハッピーメイク』で皆様にお伝えしたいな。 |
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2003年12月1日(月)
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台風の影響で朝から雨。どうなってるのかしらね、12月に台風だなんて! 記憶にある限り、こんなことってない。 午後2時にパワーストーンの制作販売会社ウイローさんへ。今月販売予定のエンジェライトとスターローズクォーツのアクセサリーの見本が、とうとう出来上がったのだ。 エンジェライトはここ数年、恋いこがれていたパワーストーン。天使を呼び寄せると伝えられている。この石を身につけることで、心が磨かれ、深い愛をも得ることが出来る。 ああ、なんてステキなんだろう! 初めてエンジェライトの存在を知ったとき、あまりの嬉しさに心が震えた。でも、この石、日本ではなかなか手に入らず、お守りとして、ひとつふたつ手に入れることは可能でも、数多くのアクセサリーの制作は難しかった。あきらめなければいけないのか、でも、あきらめきれない! 本当に素晴らしい石なんだもの……そんな思いの日々が続いた。 ところが、不思議! 恋いこがれる思いが天使に届いたのか、お仕事でウイローの社長、曽根さんを紹介され、なんと、それがきっかけで夢が実現! 嬉しいことに曽根さんもエンジェライトに関心がおありで、輸入なさっていたのだ。 さて、今日見せていただいたエンジェライトのペンダント、ブレスレット、ケイタイストラップ、どれもなかなかいい。茶色がかったレッドジャスパーや白っぽいハウライトと組み合わせてあって、これがとてもオシャレ! グレーがかった薄いブルーのエンジェライトに実にマッチしている。それにしてもエンジェライトは不思議な石だ。はじめはそのブルーが少し地味に思えるけれど、眺めるほどに魅力を増し、心を捉えて離さない。 このアクセサリーの制作にあたって、プロデュースするからにはと、私、あれこれ欲張りなくらいに色々なデザインをお願いしてしまった。にもかかわらず、みごとなほど私の夢を実現してくださっていた。デザイナーさん、大変だったと思う。感謝!! 愛を叶える石スターローズクォーツ、このアクセサリーもまたいい! 透明感のある淡いピンクに心が吸い込まれそうだ。この石はペンライトなどのスポットライトを当てると、スター(放射状の線)が現れる。まさに愛の光輝くという感じ。私は普通のローズクォーツより、このスターローズのほうが好きだ。この何とも言えない淡い色合いと透明感。これほど繊細なものがあるかしら。眺めていると誰にでも優しくしたい気持ちになる。 とにかく、今日は素晴らしく幸せな一日だった。睡眠不足で、かなり疲れていたのだが、エンジェライトとスターローズクォーツにすっかり癒され、疲れなどどこへやら。足取り軽く帰宅した。 |
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