頭脳線の起点……生命線より少し離れて出発している頭脳線
この2日間、頭脳線の起点(出発点)が生命線と結ばれている場合について、お話ししました。今日と明日は起点が生命線と離れている頭脳線について勉強しましょう。
今日はその離れ方が少しの場合です。少しというのは、どのくらい離れているのか、そのことについてまず説明しましょう。図89を見てください。人さし指の基底線(第三関節)と生命線の起点までを4等分して、下からだいたい4分の1くらいの所から頭脳線が出発しています。でも、この4分の1よりもっと、生命線に接近している場合もこのタイプの頭脳線ですよ。今は頭脳線のカーブなどにはこだわらず、「起点」だけに注目してくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。
図89のように、頭脳線が生命線より少し離れて出発している人は、独立心と実行力、決断力があります。とにかく、なかなか自信家で、思いきりがいいのです。迷ってぐずぐずと物事を決めないでいる状況は、自分自身好きではないのです。それで、物事をスパッと決めて、スピーディーに進めていきます。
また、束縛や人に支配されることをひどく嫌う傾向もあります。そのため、職業で言えば、会社勤めよりは、フリーの仕事のほうが向いているんですね。愛情面では、頭脳線の起点が生命線と結ばれているよりも離れている人のほうが、離婚率が高いとも言われています。
はい、今日はここまでね。明日は、生命線との間隔がすごく離れている頭脳線についてお話ししましょう。
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