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このページには第81回〜第90回講座が掲載されています。

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第90回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その16) ------------------- 2004年4月13

図97

頭脳線の起点と末端……生命線の下から真っ直ぐ第二火星丘へ向かう頭脳線

さあ、今日からは頭脳線の起点と末端の両方に注目して、お話ししましょう。何故なら、ちょっと変わった頭脳線で、起点が生命線より上にあるのではなく、下にあるからなのです。図97を見てください。生命線が人さし指の基底線と親指の間の、ほぼ真ん中あたりから出発しています。そして、頭脳線がその生命線の下から出発し、真っ直ぐに手のひらを横断。第2火星丘に届いています。でも、図97のように必ずしも第2火星丘に届いていなくてもいいのですよ。第2火星丘に向かっていれば、このタイプの頭脳線と考えてくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図97のような頭脳線を持つ人は、ちょっと神経過敏なところがあります。人の言葉や態度に過剰反応してしまい、いつまでもクヨクヨ悩んだりします。特に思春期は誰よりも神経がデリケートで、ネガティブにものを考え、自分のカラに閉じこもりがちです。恋をしてもあれこれ考えすぎて、積極的に出られないのよね。

でも、安心してください。神経過敏なのは若いうちだけ。年齢とともに精神的なゆとりが持てるようになり、がぜんヤル気が出るのです。若い頃とは別人のように輝いて、能力を発揮。大活躍するようになったりしますよ。

今日はここまでね。明日は生命線の下から出発し、月丘の上部から中部に向かう頭脳線についてお話ししましょう。

第89回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その15) ------------------- 2004年4月12

図96

頭脳線の末端……末端が小指のほうにはね上がっている頭脳線

昨日はめったに見られない頭脳線についてお話ししましたが、今日の頭脳線は比較的よく見られるものですよ。しっかり頭に入れておいてくださいね。図96を見てください。頭脳線の末端が小指に向かってはね上がっているでしょう? 頭脳線の長さやカーブは図96と違っていても良いのです。とにかく末端が、小指に向かってはね上がっていれば、このタイプの頭脳線と考えてくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図96のような頭脳線を持つ人は、明るく社交的で、行動力があります。積極的に運を切り拓いていくので、出世する人が多いんですね。経済観念が発達していて、商才がある人も多く、商売をすると成功する相でもあるのです。そこまでいかなくても、計画的にお金を遣い、コツコツと貯めますから、お金に困ることはほとんどありません。ただ、ちょっとケチなところがあるのよね。なかには節約だけが生きがいになってしまう場合もあるので、要注意かもしれません。出し惜しみしすぎないように、遣うときは遣うというようにしたほうが人生、楽しいかもしれませんね。

なお、この頭脳線の男性は、恋愛中は無理して気前よく振る舞うのですが、結婚したとたんにケチケチしはじめる傾向が。お財布を妻に渡さず自分が握ってまったり、倹約を妻に押しつけることも多いのです。

はい、今日はここまでね。明日からは、頭脳線を起点と末端の両方から見て、お話しすることにしましょう。

第88回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その14) ------------------- 2004年4月11

図95

頭脳線の末端……末端が手のひらの中央に達している頭脳線

図95を見てください。頭脳線がグッと下降して、末端が手のひらの中央に達しているでしょう? 頭脳線がダラッと力なく垂れ下がった感じもします。このような頭脳線はめったに見られるものではありませんが、「手相術」を勉強するうえでは必要ですので、知っておいてくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図95のような頭脳線を持つ人は、あまり自分というものがないのですね。人の言動に左右されやすく、すぐ自分の考えを変えてしまいます。大人になっても、子供のときのような依頼心がぬけない人もいます。また、仕事や勉強に無気力で、将来の目標がなかなか決まらない傾向が。そのため、定職を持たなかったり、転職を繰り返したり、学校を中退したりもしがちです。将来のことをきちんと考えて生きていかないとダメですね。

今日はここまでね。明日は末端が小指のほうにはね上がっている頭脳線についてお話ししましょう。

第87回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その13) ------------------- 2004年4月10

図94

頭脳線の末端……末端が月丘の下部に向かう頭脳線

図94を見てください。頭脳線がすごい下降カーブを描いて、末端が月丘(げっきゅう)の下部に達しています。どの部分が月丘の下部にあたるのか、図でよく確認してくださいね。下部の範囲内なら、末端がどこにあっても同じですよ。なお、頭脳線の末端が月丘の下部に届かない、もう少し短い線であっても、このタイプの頭脳線です。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図94のような頭脳線を持つ人は、たいへん空想家でロマンティストです。現実的なこと……つまり、お金勘定や実務的なことは苦手なのですよね。とにかく、夢のような理想を描いて、それに自分をあためようとします。ただ、問題なのは、理想を実現するためには、どのように計画を立て努力し、実行に移していくか、その方策を立てることができないことです。うっかりすれば、現実離れした人というだけで終わってしまう可能性があるのよね。現実に即してものを考え、人生を設計することも学ぶようにしないとダメですね。でも、音楽や美術、デザインなど、芸術的な感性は優れていて、なかには、才能がある人もいますよ。

はい、今日はここまでね。明日は、下降カーブを描いて、末端が手のひらの中央に達している頭脳線についてお話ししましょう。

第86回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その12) ------------------- 2004年4月9

図93

頭脳線の末端……末端が月丘の上部から中部に向かう頭脳線

今日はゆるやかな下向きのカーブを描く頭脳線についてお話ししましょう。図93を見てください。頭脳線がゆるやかにカーブしながら、末端が月丘(げっきゅう)の上部ないし中部に届いています。点線で囲った月丘の上部から中部の範囲内なら、どこでもOKですよ。また、頭脳線の末端が完全に月丘に届いていなくても、月丘の上部ないし中部の方向に頭脳線が向かっていれば、このタイプだと考えてくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図93のような頭脳線を持つ人は、現実的な考え方もできますし、想像力も豊かなタイプです。常識を心得た人とも言えますね。文学や音楽、美術などの芸術を愛する気持ちが強く、ほどよい知性があるのも良いところです。ですから、たいていの人と話しを合わせることができ、幅広い交際をすることで、運も開けるでしょう。また逆に、この頭脳線を持つ人とお付き合いすると、そのバランスのとれた人柄に安心感も覚えますよ。

今日はここまでね。明日は下降カーブを描き、末端が月丘の下部に向かっている頭脳線について、お話ししましょう。

第85回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その11) ------------------- 2004年4月8

図92

頭脳線の末端……末端が急下降する頭脳線

今日も頭脳線の末端に注目してお話ししましょう。図92を見てください。頭脳線が真っ直ぐに伸び、中指ないし、薬指の下あたりで、急に折れ曲がるような感じで下降し、月丘(げっきゅう)の上部に向かっています。頭脳線の末端が図92のように月丘に届いていても、頭脳線が月丘の一歩手前で終わっていても、このタイプの頭脳線ですよ。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

頭脳線が折れ曲がっているなんて、何だかイヤ……なんて思わないでくださいね。実は、なかなか良い頭脳線なんですよ。何故なら、頭脳線が真っ直ぐに伸びている部分は、昨日説明した図91の頭脳線と同じで、その人に現実的で理論的な面があることを表しています。そして、下降する部分は、豊かな想像力を意味しているのです。つまり、現実的な面とロマンティストの面を合わせ持つ、頭のいい魅力的な人ということなのですよね。ほどよく現実的で、ほどよくロマンティストの常識派と言えますね。実務的な能力も持っています。

愛情面でも同じ。この頭脳線を持つ人を恋人や夫(妻)に持てば、ときには現実的なアドバイスをしてくれますし、また、ときには思いきりロマンティックなムードを演出してくれますよ。かなり理想的なパートナーになってくれる可能性がありますね。

今日はここまでね。明日は、ゆるやかに下降カーブを描きながら、月丘の上部から中部に向かう頭脳線について、お話ししましょう。

第84回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その10) ------------------- 2004年4月7

図91

頭脳線の末端……第二火星丘の方向に伸びる頭脳線

昨日までは頭脳線の起点だけに注目してお話ししてきました。今日からは、頭脳線の末端がどこにあるかを中心にして、お話しすることにしましょう。図91を見てください。頭脳線がほぼ真っ直ぐに手のひらを横切って、第二火星丘に届いています。でも、頭脳線の末端が第二火星丘に届かず、もう少し短くても、その頭脳線を延長すると第二火星丘に達するような真っ直ぐの頭脳線なら、このタイプと考えて良いのですよ。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

このうような、ほぼ真っ直ぐの頭脳線を持つ人は、何事も現実に即して考える、いわゆる現実的なタイプです。頭もいいし、なかなか頼もしいのですよね。ただ、やや想像力に欠け、あまりロマンは追い求めない人です。愛情面でもその傾向はあって、甘い恋の囁きなどは苦手。「愛している」なんて、やすやすと口にしたくないと思ってしまうのです。ですから、ロマティックな愛のムードを求める人にとっては少し物足りない恋人になる傾向はありますよ。でも、反面、頼りがいのある恋人や夫(妻)にはなれますね。

はい、今日はここまでね。明日は、末端が急下降する頭脳線についてお話ししましょう。

第83回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その9) ------------------- 2004年4月6

図90

頭脳線の起点……生命線より大きく離れて出発している頭脳線

昨日、起点が生命線と少し離れている頭脳線について勉強しました。今日は起点が生命線より大きく離れている頭脳線についてお話ししましょう。では、いったいどのくらい離れているのかというと、まず、図90を見てください。すごく離れているでしょう? 離れている間隔は、人さし指の基底線と生命線の起点までを4等分して、下から4分の1以上離れています。今は頭脳線のカーブなどにはこだわらず、「起点」だけに注目してくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

昨日、起点が生命線から少し離れている頭脳線(図89)の場合は、決断力や実行力があるとお話ししました。でも、これからお話しする図90のように大きく離れた頭脳線の場合は、やや行き過ぎの感じがあるのよね。思慮深さに欠け、無計画なことをしやすいのです。とても大胆な人ですが、その大胆さが思慮をともなっていないために、無謀な行動というかたちで現れるのです。そのため、大失敗をする恐れがあります。ですから、何か行動を起こす前によく考えること。これが何よりも大切と言えますね。

また、性格的に自己本位で、人を支配しようとする傾向があります。特に恋人や夫(妻)、家族に対しては、そうした性格の特徴が顕著に出やすいのです。そのため、恋人と別れたり、離婚を招くこともあります。幸せに暮らすためには、相手の立場を考えて行動するように心がけないといけませんね。

はい、今日はここまでね。明日からは頭脳線の末端に注目して、お話ししましょう。

第82回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その8) ------------------- 2004年4月5

図89

頭脳線の起点……生命線より少し離れて出発している頭脳線

この2日間、頭脳線の起点(出発点)が生命線と結ばれている場合について、お話ししました。今日と明日は起点が生命線と離れている頭脳線について勉強しましょう。

今日はその離れ方が少しの場合です。少しというのは、どのくらい離れているのか、そのことについてまず説明しましょう。図89を見てください。人さし指の基底線(第三関節)と生命線の起点までを4等分して、下からだいたい4分の1くらいの所から頭脳線が出発しています。でも、この4分の1よりもっと、生命線に接近している場合もこのタイプの頭脳線ですよ。今は頭脳線のカーブなどにはこだわらず、「起点」だけに注目してくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図89のように、頭脳線が生命線より少し離れて出発している人は、独立心と実行力、決断力があります。とにかく、なかなか自信家で、思いきりがいいのです。迷ってぐずぐずと物事を決めないでいる状況は、自分自身好きではないのです。それで、物事をスパッと決めて、スピーディーに進めていきます。

また、束縛や人に支配されることをひどく嫌う傾向もあります。そのため、職業で言えば、会社勤めよりは、フリーの仕事のほうが向いているんですね。愛情面では、頭脳線の起点が生命線と結ばれているよりも離れている人のほうが、離婚率が高いとも言われています。

はい、今日はここまでね。明日は、生命線との間隔がすごく離れている頭脳線についてお話ししましょう。

第81回講座 「頭脳線のヒミツ」 (その7) ------------------- 2004年4月4

図88

頭脳線の起点……起点が生命線と長く結びついている頭脳線

昨日は頭脳線の起点が少しだけ生命線と結びついている頭脳線(図87)についてお話ししました。今日は、もっと長く生命線と結びついている頭脳線について勉強しましょう。図88を見てください。人さし指の中央から下ろした点線(A)よりも長く生命線と結ばれているでしょう? このタイプの頭脳線は、たいていの場合、人さし指の内側から下ろした点線(B)ぐらいまで、生命線と結ばれています。でも、それよりももう少し長く結ばれている人もいますよ。今は頭脳線のカーブなどにはこだわらず、「起点」だけに注目してくださいね。いつものように後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。

図88のような頭脳線を持つ人は、昨日、お話しした図87のタイプの頭脳線と同じく真面目で慎重です。でも、図87の人よりももっと真面目で、もっと慎重なんですよね。とても用心深く、危ないことには決して手を出しません。一か八か賭けるといったこともまずない人ですよ。昔風の言い方をするなら「石橋をたたいて渡る」タイプですね。

ただ、神経がとてもデリケートにできているために、ときどき過剰反応してしまったり、内向的になって自分のカラに閉じこもることがあります。他の人より、神経が疲れやすい弱点がありますから、自分なりのリラックス方法を見つけておくことが大事ですね。アロマセラピーなどもひとつの良い方法ですよ。

今日はここまでね。明日は、起点が生命線と結ばれず、少し離れて出発する頭脳線についてお話ししましょう。

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