いろいろな様相の感情線……木星丘まで伸びる感情線の末端が下向きにカーブしている
図64を見てください。木星丘(人さし指の下のふくらみ)まで伸びている長い感情線の末端が下向きにカーブしているでしょう? 感情線全体のカーブの具合はあまりこだわらずに、末端が下向きになっているかどうかを確認してくださいね。また、感情線の末端が木星丘の範囲に入っていれば、図64と実際の感情線の長さが多少違っていてもこのタイプの感情線ですよ。いつものように、後天的な運勢を表す右手を中心に観察しましょう。
このタイプの感情線を持つ人は、たいへん愛情深い性格です。これだけ感情線が長いのですもの、冷たい人であるわけがありません。ただ、末端が下向きになっているのがどうも良くないのね。誠意のない人と恋愛関係になり、結局は裏切られて大失恋……という悲劇が起こる確率が高いのです。本来は素晴らしい長所である愛情深さや親切心が裏目に出て、ろくでもない人に振り回されてしまうのですよね。
とは言っても、なかには大失恋を経験せずに結婚する人もいます。ただ、その場合は、途中で結婚生活がうまくいかなくなるケースが多いのです。その原因や責任の大半は、この感情線を持つ本人より夫(妻)にあると言えますね。
また、この感情線の困ったところは、裏切る相手が恋人や結婚相手だけとは限らないことです。友人や知人に痛い目にあわされる場合もあります。ですから、お付き合いする人は相手が同性であれ、異性であれ、よく選ばないとダメ。口がうまい、妙に馴れ馴れしいような人物には近づかないほうがいいでしょう。でも、あまり心配しないでくださいね。このことをしっかり頭に入れて、賢く人を選んでいけば、つらい目にあわずにすみますよ。
はい、今日はここまでね。明日は上向きの支線が何本も現れている感情線についてお話ししましょう。
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