感情線の末端の位置……感情線の末端が人さし指と中指の間に入っている
さあ、今日からは感情線がどこまでのびているか、その末端の位置に関してお話をすることにしましょう。これからしばらくは、感情線の末端がどこにあるか、そのことだけに注目してくださいね。いつものように、後天的な運勢が表れやすい右手を中心に観察しましょう。
図45を見てください。感情線が人さし指と中指の間にすっぽりと入り込んでいます。こういう感情線をしている人は、真心はじゅうぶんにあるのですが、どこか冷めたところがあります。つまり、あまり情に溺れることがないのですよね。もちろん、一時的に感情的になることはありますが、じきに、どのように行動するのがベストか、クールに判断し、スピーディーに答えを出します。
恋愛にしてもそれは同じです。この恋はこれ以上の進展性はないと判断したら、きっぱりと断ち切って新しい道を歩み始めます。結婚もそう。夫婦間にキレツが入った場合、それを修復するより、別れる道を選ぶことのほうが多いでしょう。恋人や夫(妻)といったん別れると決心したら、よほどのことでもないかぎり気持ちが揺らぎませんし、未練を残すこともないのよね。そのへんは実におみごとです。
では、性格的に冷たい人かというと、そうではありません。好きな人に対しては実に誠実で、裏切ることはまずありません。ひきょうなまねをするのは、自分自身許せないんですね。好きな人に対しては、かなり優しい人とも言えますよ。
ただ、人の好き嫌いははっきりしていて、人のことを厳しい目で見る傾向があります。嫌いな人とも仲良くやっていこうとは思わない、ある意味、不器用な人ですね。
はい、今日はここまでね。明日は感情線が人さし指と中指の間に向かってはいても、その間には入り込まず、線が一歩手前で終わっている場合について、お話ししましょう。
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