★★★★★★★★★ イチゴの魔力 ★★★★★★★★★ 春の訪れを喜ぶような赤い果実、イチゴ。私が大好きなフルーツのひとつです。たくさんのイチゴがスーパーに並ぶシーズンになると、つい嬉しくなって、食後のデザートはほとんど毎日、イチゴになってしまいます。でも、食べ方はいたって一般的。甘いイチゴなら、洗ってそのままで。酸味の強いものならコンデンスミルクか、牛乳をかけていただいています。牛乳の場合は、子供の頃からの習慣で、必ずスプーンでつぶし、お砂糖を少々加えるのよね。牛乳がピンクに染まって、酸味で少しトロッとするのが、今でも好き! 子供の頃から何故かこのピンクを見ると、ロマンティックな気分になるのです。 イチゴの使われているもなら何でも好きで、イチゴのフレーバー入りの紅茶・ストロベリーティーは、一年中、よく飲みます。イチゴの飲み物と言えば、子供の頃に夢中になった「赤毛のアン」に出てくる「イチゴ水」は、とても印象的でした。アンが親友のダイアナに、ワインをイチゴ水と間違えて飲ませ、ダイアナがひどく酔っぱらってしまうシーンね。有名なお話なので、ご存知の方も多いでしょう。子供心に、いつか「イチゴ水」を飲んでみたいと思ったものです。 でも、作り方がずっとわからなくて、大人になってから本で知ったのよね。「イチゴ水」は、イチゴにお砂糖をまぶし、イチゴから水気が出てきたら、水とレモンの絞り汁を加えて煮込み、裏ごししたり、ガーゼで漉したりしてからビンに保存し、水で薄めて飲むのだとか。自分で作ってみようかと思ったけれど、何となくイチゴジャムを水で薄めたのと、そう変わらないような気がして、作っていないのよね。 ところで、ヨーロッパでは古くからイチゴは愛の女神や聖母マリアのエンブレムとして用いられました。また、イチゴの葉は公爵の宝冠の模様としても使われたのです。イチゴが神々や妖精、魔女の食べ物として一般には食べず、観賞用として楽しんだという時期もあったようです。イチゴはそれだけ、特別のものだったのよね。 また、イチゴには愛の願いを叶える効果もあると言われ、月のきれいな金曜日の晩に、イチゴの葉をベッドにまき散らすと愛情運がアップして、幸せになるという言い伝えもあります。好きな人のことを想い描きながら、イチゴを7粒食べると両思いになるというお話も! そうそう、2年くらい前かしら、ワイルドストロベリーの鉢植えを買って育て、赤い実がなると恋人ができたり、結婚できると言われ、鉢植えが飛ぶように売れたことがありますよね。イチゴには確かに愛を叶える魔力があると、ヨーロッパでは昔から信じられてきたようです。 今はちょうど、イチゴの美味しい季節。あなたもイチゴのシャーベットやババロアを作りながら、愛の幸せを願ってみませんか? あなたの愛をこめて、このデザートを愛する人にご馳走してもステキですね。きっと、幸せが訪れることでしょう。 (2004年3月7日 結城モイラ記) |
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★イチゴのシャーベット★
材料 作り方 2 鍋に水500ccを入れて沸かし、火を止めてティーバッグを入れ、6〜7分くらい少し濃い目に抽出する。ティーバッグを取り除いてから砂糖を入れ、少しだけ火にかけ、砂糖が溶けたら火を止め、1のゼラチンを湯せん又は軽く電子レンジで溶かしてから入れて、室温まで冷ます。 3 いちごは小さければ縦2つに、大きければ縦4つに切ってから横にして4mmくらいにスライスする。 4 2に3のいちごとレモン汁加えて容器に入れ、冷凍庫に入れる。 5 冷凍庫に入れて2時間後くらいに全体をフォークでかき回す。また、冷凍庫に入れて、全体が凍ったらフォークでかき回す。よく、空気が入るようにかいていくと、シャーベットになる。 「アドバイス」 冷凍庫に入れて、一度もかき混ぜずに凍らせると いちごが浮いた状態で凍るので、かく時に力がいります。必ず途中でかき回して下さい。コチコチでかけない時はしばらく放置しておけば、楽にかけます。 |
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★イチゴのババロア★
材料
作り方 2 ボールに生クリームを入れ、冷水で冷やしながらとろりとするくらいまで泡立てる。 3 別のボールで卵白を泡立て、砂糖を加えてメレンゲを作り、生クリームと1のいちごを合わせて混ぜる。 4 容器に入れて、冷蔵庫に入れ冷やし固める。 5 ホイップクリーム、いちごで飾りつけて出来上がり。 |
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