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このページは2003年12月22日〜28日の日記です。

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2003年12月28日(日)
原稿執筆を途中で放りだして、午後5時過ぎ、大急ぎで浅草に向かった。浅草の新仲見世の「やげん堀」で七味唐辛子(しちみとうがらし)を買うのが目的。七味唐辛子はこの「やげん」と決めているから、うっかり切らしても他では買わない。今回も3週間くらい「七味」なしで過ごした。

「薬研堀七味唐辛子本舗」は1625年(寛永2年)に創業というから、すごい老舗。初代・からしや徳右衛門が江戸の薬研堀(やげんぼり・現在の両国のあたり)で、七味唐辛子を売り出したのが始まりだとか。当時、薬研堀には医者や薬問屋が軒を連ねていて、そうした医療に携わる人たちが使用する薬草などをゴロゴロすりつぶす道具・薬研の名を取って、薬研堀という地名で呼ばれたらしい。

七味唐辛子は、漢方薬を日常の食事に利用できないかという発想から生まれたようだ。七味(七種類の薬味)には体を温めたり、新陳代謝をよくする成分が含まれていて、風邪の予防効果もあると喜ばれたよう。でも、それよりも何より江戸時代にこの七味唐辛子があっと言う間に広まったのは、江戸っ子の蕎麦好きによるところが大きいらしい。この七味は熱いおそばによく合うからなのね。

さて、私がいつも購入する「やげん堀」のお店では、その場で購入者の好みに合わせて、七味を特別に調合もしてくれるが、私はお店でブレンドした「中辛」で十分満足。特別に調合を頼んだことはないのよね。

やげん堀
「七味唐がらし」
中辛20g

ところで、七味とは、「生の赤唐辛子」、「焼き赤唐辛子」、「山椒(さんしょう)」、「黒ごま」、「けしの実」、「麻の実」、「陳皮(ちんぴ・みかんの皮)」の7種類。私がやげんの七味にこだわる理由は、とにかく香りがいいこと! 何に使っても、お料理の味を引き立ててくれる。でも、多量に購入して、香りが抜けてしまうと困るので、いつも小さい20gの袋詰めを2袋買って冷蔵庫へ。早く使いきるように、少しずつ容器に移している。

「やげん堀」のお店は午後7時で閉店する。時間がぎりぎりなので少し焦ったが、無事、6時過ぎに到着し、友人や知人へプレゼントする七味も購入できた。その後、幸せな気分で、いくつかのお店を覗いて歩いた。

浅草には、他にはない独特のムードがある。近代的なオシャレ感にはほど遠いが、そこがいい。人のぬくもりや日本の昔を感じさせるものがある。仲見世や新仲見世を歩いていると、いつも心がポカポカと温まってくる。

2003年12月27日(土)

夕方、新宿のデパートへ。暮れであることもあって混雑。お買い物を早々に切り上げて、三愛で開催中のスウィーツのイベントSweetiumをちょっと下見。ここにはスウィーツの名店が集合していて、全てのスウィーツがイートイン&テイクアウトできるようになっている。実は2月12日と13日の2日間、その会場で私が占いをする予定なのだ。下見ついでにフルーツロールケーキでちょっとだけティータイム。サッパリとしたケーキで、なかなか美味しかった。

その後、メガネ屋さんなどに寄って、最終的に中村屋本店で夕食。ここの2階のレストラン・ルパには、今までに数えきれないほど足を運んでいる。いわば子供の時からおなじみのレストランなのよね。インドカリーがなかなか美味しいし、お買い物ついでに寄るには実に便利! ルパに入ったら、99パーセントこのインドカリーをオーダーしている。今夜ももちろんインドカリーを注文するつもりだった。

ところがなのよ。何気なくメニューを見たら、何と今までにはなかった「シーフードと野菜のカリー」があるじゃないの! 持ち前の好奇心が頭をもたげて、つい予定を変更。 結果……「シーフードと野菜のカリー」、エビやホタテなどがたくさん入っていて、ココナツミルクの香りもして、お味はいいのよね。でも、その辛さ! そこそこ辛いインドカリーの何倍も辛い! お水をガブガブ飲んでもまだ辛い! しまいには頭の中がグルグルしちゃって……向いてないのね、辛いのは! 中村屋はやっぱりインドカリーよ。

2003年12月26日(金)
夜、近くのスーパーまで買い物に行った。野菜売場でふと目にとまったユズ。お正月には早めかなと思ったが、お雑煮用に購入。うっかり買い忘れることがあるからだ。そうそう、明日は新潟からおもちが届くのよね。おもちはかなり好きで、小腹がすいたときのために一年中常備している。たいていは焼いてお醤油をつけて、海苔を巻いていただく。急いでいるときはオーブントースターで焼くが、網に乗せて、ガスのとろ火で焼くほうが香ばしくて美味しい。でも、それより何より炭火で焼くのが最高! 実家ではたびたびそうしていたが、今のマンションでは、さすが、そこまでこだわることはできない。

でも、おもちの質にはかなりこだわっている。美味しいおもちを求め、ネットショッピングを繰り返して、やっと行き着いたのが「〆張り餅」。今のところ、このおもちを越えるものはないと思っている。そのうま味といい、コシの強さといい、伸びといい、もう、すごい! コシと伸びがあるおもちはけっこうあるけれど、この「うま味」のあるおもちって、なかなかないのよね。いつもまとめ買いし、冷凍保存して、少しずついただいている。ちなみに私は毎回、次のネットショップで購入。http://www.rakuten.co.jp/okomeclub/122933/

今夜はほんとに寒かった。風がピューピュー吹いて、鼻先が冷たくなる。この冬、初めて手袋をした。夜半、雨が降り出し、雪に変わったという。

2003年12月25日(木)
友人とクリスマスディナーを楽しんだ。イタリアン風のお料理と、大好きな生ガキを堪能した。こういうゆったりしたディナータイムは、ときどき必要ね。お腹だけではなく、心が幸せで満たされる。こういうひとときは、なるべくつくっていかないと……。

ディナータイムも終わりに近づいて、紅茶とケーキをいただいていると、隣のテーブルからこんな言葉がしきりに聞こえてきた。「どうせOLだし……」「女なんてどうせ……」「頑張ってみたって、どうせ……」と、「どうせ」の連発。お隣のテーブルは若い女性3人で、けっこう盛り上がっていた。ところが、ワインをけっこう飲んだようで、酔いが回ってきたのか、グチが出始めたようだ。

私はこの「どうせ」が気になった。「どうせ」はよく耳にするし、つい使いがちだけれど、なるべく使わない方が良い言葉。なぜなら、この「どうせ」には、自分を卑下する、自分のことをあきらめてしまっている調子があるからなのね。「どうせ」を多用すると、知らず知らずのうちに自分自身に対して「自分はダメなのだ」という暗示をかけることになる。そして、次第に意欲を失い、運も良い方向には動かなくなるのよね。

言葉って、ほんとに不思議!「きっと良くなる」「次はうまくいく」「もっと頑張れる」「将来が楽しみ」といった明るく前向きな言葉を使うと、それが良い自己暗示になって、次第に運気がアップしていく。つまり、言葉は他人に影響を与えるだけでなく、自分の心にも強い影響を及ぼすものなのね。だから、できるだけポジティブな言葉を口にするようにして、ネガティブな言葉はなるべく使わないようにすることが大事。私もときにネガティブな言葉を口にしてしまうけれど、これはやめようと、あらためて思ったひとときだった。

2003年12月24日(水)
いよいよクリスマス・イブ! クリスマスと言えば、何と言ってもクリスマスツリー! 私も小さな卓上ツリーを持っているが、今年は押入にしまったままで、何となく出さなかった。そこまでの時間的、精神的ゆとりがなかったのかもしれない。

子供の頃は、クリスマスが近づくと、根が付いた本物のモミの木を買ってきて飾り、クリスマスが終わると父が庭に植えていた。確かそんなモミの木が3本くらいあったと思う。先日、たまたま「日本でクリスマスツリーにするのはモミの木ではなく、ドイツトウヒである」という一文を見つけた。調べてみると、ドイツトウヒはほんと、モミの木にそっくり! 明治の中頃に日本に導入され、北海道をはじめ、日本各地に植林されたとか。鉄道沿いの防雪林などのによく使用されているらしい。

とすると、家族みんなで「モミの木、モミの木」と言っていたのは、ドイツトウヒだったのかなあ。でも、ちょっと変。ドイツトウヒは5月に花が咲き、松ぼっくりに似た20cmくらいの大きな球果を付けると文献にあった。でも、花も実も見たことないし……でも、子供の頃の家はとうに引っ越しているので、今となっては確かめようがないのよね。

ところで、モミの木はドイツ南部以西のヨーロッパに自生していて、イギリスや北欧には見られず、やはり、クリスマスツリーにはドイツトウヒを使用しているとか。つまり、モミの木を使用するのはドイツで、雪が降り積もったモミの木をドイツの人たちは、こよなく愛しているそう。真冬の寒さにも葉を落とさず、緑を保ち続けるモミの木に、生命の素晴らしさや希望、誠実さなどを感じるらしいのね。この木のてっぺんが空に向かってすっくと伸びているところ……よく星や天使の人形などをさしこんで飾る部分ね……あの感じも天に思いが通じるようで、夢を託せるようよ。

来年こそはクリスマスツリーを飾ることにしよう。イミテーションのモミの木ではあるけれど、ツリーがあるクリスマスはやっぱりいいものね。

2003年12月23日(火)
「確実に字がヘタになってる!」 先日、クリスマスカードにメッセージを書いたときにも思ったが、今日、一筆箋に手紙を書いたときにも感じた。もともと字は上手ではなかったが、今ほどではなかったと思う。ショック! これって、原稿を手書きしなくなった弊害!? もう10年以上も文字をキーボードで叩き出している悪影響が、ここへきて急激に出始めている気がする。手の動きが微妙に変わってきたのではないかしら?

パソコンに慣れるにしたがい、わりあい簡単な文字さえときどき、ど忘れしてしまうようになってきた。それが気になって、何ヶ月か前に「漢字検定 3級・4級」の練習本を購入したが、数回練習して放ってしまった。ほんと、三日坊主なんだから! でも、字までヘタになってくるなら、これはもう放っておけない。「ペン習字」でも練習しないと! 

ところで、手書きの文字は人それぞれにいろいろなクセがある。見るからに大きい文字を書く人は、おおらかで、物事にこだわらない。積極的でリーダーになれる素質もある。小さい文字の人は、几帳面で謙虚だが、ちょっと消極的で神経質。角ばった文字は慎重で堅実だが、社交性はあまりない。丸い文字なら、社交的で要領がいい。でも、少し依頼心が強いところが。細長い文字は頭の回転のよい人に多い。クールなタイプに見えるが、内面はけっこうデリケートで優しい。極端に右肩上がりの文字は快活な人だが、やや利己的。負けず嫌いで、平凡な生き方を好まない。右肩下がりの文字なら、個性派で、少し理屈っぽいタイプ。右肩上がりと右肩下がりの文字が混じっている人は、物事を敏感に察知するが、むら気なところが。縦書きをした場合に続け字を書く人は、行動力があり、決断が早いが、早とちりをしやすい。縦書きをしても一字一字をきちんと離して書くなら、物事をよく考えてからでなければ、行動に移さない。地道に生きていくタイプだ。

ちなみに私は続け字型。以上、ちょっとだけ筆跡占いをしてみました。

2003年12月22日(月)
夕方頃から、ちょっと風邪気味に。風邪薬を飲もうか、しばし迷ってやめた。昨日から一睡もしていないのに、飲んだら眠り込んでしまうもの。そうだ、砂漠の民の紅茶! あれ、つくろう! 久しぶりに思い出したのは、1年くらい前に友人から教わった紅茶のレシピ。今年の1〜2月頃は毎日のように飲んでいたっけ。リニューアル前のホームページで紹介したので、記憶におありの方もあるかもしれないが、私の復習も兼ねてもう一度レシピをご紹介しよう。

[材料(1人分)]

紅茶の葉 ティースプーン1杯 / 牛乳 ティーカップ半杯 / 水  ティーカップ半杯 / ショウガ(すりおろしたもの) 少々 / シナモンスティック1本(シナモンパウダーorシナモンシュガー少々でもよい) / 砂糖 好みで

[作り方]

1. 鍋に牛乳、水、紅茶の葉、すりおろしたショウガ、砂糖を入れ、弱火で煮込む。

2. 煮立ったら、シナモンを入れ、かき混ぜながらしばらく煮る(沸騰してあふれないように気をつけて)

3. 茶こしで漉しながらカップに注ぐ。

この「砂漠の民の紅茶」、友人のネーミングだけれど、予想以上に美味しいのよね。ふわ〜っと優しくてエキゾチック! 味がしつこくないのもいいし、体がホカホカ温まって、冬の飲み物にはピッタリ! 風邪のときもいいのではないかな? というわけで、久しぶりにつくったこのこの紅茶、優しく癒してくれました。

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