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Moira's Message --------------------------------------------- 2014/12/31

2015年は闘いと覚醒のとき

毎年の大晦日に翌年の社会情勢などを占い、「Moira’s Message」としてお届けしているのは、西洋占星術に基づいています。したがって私の予見は星座の動きから導き出されたもので、一般的な経済学や政治学の視点とは異なることをご承知おきください。

その根本にあるものは、地球上のものは全て宇宙の動きと同期し、その動きに支配されているという認識です。ともすると、人は人間という存在を過大評価し、人間だけは宇宙の法則に縛られることなく自分の未来を切り拓いていける「賢い生き物」であると錯覚しがちです。でも果たしてそうでしょうか? 人は個人であっても、人と人の集合体である社会や国であっても、あらゆるものは宇宙の法則に支配されています。その法則が垣間見られるのは、宇宙の意志が映し絵のごとく現われている星の動きに他ならないと私は思っています。

では、本題に入りましょう。

2015年とはいったいどのような年でしょうか? 星の動きを長いスパンでご理解いただくために、お手数ですが昨年の「Moira’s Message」もお目通しください。当然のことながら星の動きは年度単位でガラリと変わるものではなく、ある星は何年間も移動せず、またあるものは年をまたいで影響しているなど様々であるためです。

昨年は「日いずるとき」と題したように、蟹座の木星や春分図における上昇宮・山羊座の影響から保守的な潮流が沸き起こり、国を守ろうとする気概の人々が現れてくると予見しました。第二次安倍政権が「日本を取り戻す」というスローガンを掲げたのもまったく同じ流れで、単なる偶然ではありません。2014年の年末に行われた衆議院総選挙においても、保守的政権が勝利しました。これはまさに「日いずるとき」の確かな始まりの象徴と言えます。

さて、2015年も昨年と同様に山羊座に冥王星が、牡羊座に天王星が居座っています。冥王星は「いったん物事が壊れ、その後に立ち直る」ことを意味する星。「隠れていたものを暴きだす」パワーもあります。そのため今まで伏せられていた事実、嘘で封印されていた真実、検証の手が届かなかった事柄などが次々と明るみに出てくるという浄化作用も働くでしょう。また天王星は「改革、変化」を司り、世界が、時代が大きく変わる変革期にあることを暗示しています。しかも獅子座の木星、射手座の土星、牡羊座の天王星と、星々が火の星座を進行していますから、世界のあちこちで混乱やテロ、闘いが起こり、一時は激しさが増すばかりで止まるところを知らずといった状況になるでしょう。困ったことに、この破壊的で爆発的なエネルギーは自然にも作用し、昨年同様に地球規模での異常気象、火山爆発、森林火災、地震などの災害が懸念されます。

そしてもうひとつ気がかりなのは、射手座を進行中の土星が逆行し、6月半ばから9月半ば過ぎまで蠍座に入ることです。それによって世界で起こる闘いは、なかでも日本を取り囲む情報戦などが一段と陰湿さを増していく恐れがあります。日本内外から襲ってくる日本を壊そうとする勢力によって、私たち一般人のプライドが打ち砕かれ、失望感から「日本はもうだめだ! 終わりだ! 」といったネガティブで自虐的な思いや言葉が蔓延する心配があるのです。あるいは破壊勢力によって、自虐的なものが意図的に流される場合もあるでしょう。

でも私はぜひあなたに知っていただきたいのです。宇宙の法則には必ず救いがあるということを! こうした日本を壊そうとする陰湿な仕掛けは、雲海の遙か高所から観れば、どれも「悪しき幻影」だということ。混乱の果てに訪れるのは実は「破壊」ではなく「新しい秩序」です。時計の振り子がもとに戻るように、時が来れば安定したあるべき状態に必ず戻るのです。したがって、2015年に求められるものは「真」と「偽」を見極める心の目の「覚醒」と、破壊勢力に負けない、断固とした信念の「闘い」の実践です。

幸い今年の8月12日より木星が乙女座に移行します。そのことによって人々の間に、真実を追い求め知ろうとする強い思いが芽生え、星に促されながら覚醒していきます。この乙女座の木星も、春分図の上昇宮である牡牛座もともに「保守」です。そしてこれは何が起ころうとも、いったんできた保守の流れは、2015年もまた消えずに続くというしるしです。

2015年は奇しくも「戦後70年」という大きな節目を迎えます。もう一度申し上げますが、世界は、そして日本は、第二次世界大戦以来の時代の大転換点にあります。ありとあらゆる勢力の相克が起こり、明るい未来が見えない日々も多いでしょう。でも2014年から昇り始めた日本という「日」は、少しずつですが2015年も上昇を続けます。それが有史以来続く日本の底力とも言えますね。たとえその太陽(日)が黒雲に覆われようとも、地上が大嵐になろうとも上空には変わらずに燦然と「日」が輝いているのです。決してその「日」が落ちてしまうことはありません。目の前に展開する悪しき幻影に惑わされず、しっかりと大地を踏みしめて、真っ直ぐ前を向いて歩んでいきましょう。           

           2014年12月31日

結城 モイラ


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