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このページは2004年5月25日〜9月13の日記です。

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2004年9月13日(月)
先日、日記でサトウハチロー作詞「ちいさい秋みつけた」と「秋の子」の全文を紹介したところ、何人もの方からメールをいただいた。両方ともじっくり詩を味わったことがなかったので、こんなに良い詩だとは思わなかった。胸がじ〜んとしてしまった。思わず涙が出た。由紀さおりさんと安田祥子さんのCD「歌・うた・唄 VOL・3 サトウハチローを歌う」を購入した。また、聴きたいと思っているなど……。とても嬉しい。

サトウハチロー氏の詩には日本人の心の琴線に触れるものがあるのよね。何の奇もてらわない平易で素直な文章から、人間的な優しさがあふれ出る。それが人の心に浸みるのだと思う。もうひとつサトウハチロー作詞の童謡を書き写しておこう。

《とんとん友だち》
サトウハチロー作詞
中田喜直作曲

とんとん友だち みんなで九人
一(い)っちゃん 二(じ)ろくん 三(さ)ぶちゃん
四(し)げ坊 五(ご)ろちゃん 六(ろく)んぼ 七(なな)ちん
八(や)っちゃんこに 九(きゅう)どんどん
誰(だれ)かが叱(しか)られた みんなでごめんなさい

とんとん友だち かぞえて九人 
いっちゃん じろくん さぶちゃん しげ坊 ごろちゃん
ろくんぼ ななちん やっちゃんこに きゅうどんどん
誰かがくしゃみした みんなが風邪(かぜ)ひいた

とんとん友だち 仲よし九人
いっちゃん じろくん さぶちゃん しげ坊 ごろちゃん
ろくんぼ ななちん やっちゃんこに きゅうどんどん
誰かが怪我(けが)をした みんながべそかいた

「とんとん友だち」は一見どうということのない詩。でも、強い友情で結ばれた連帯感がある。温かな愛がある。人間関係が稀薄に、どんどん冷たくなるのではと懸念されるこの頃、この詩のような温かなつながりが広がっていったら、毎日のように報道される殺人のニュースも少しは減るのではないかしら。この歌を口ずさむたびにそう思う。

2004年9月10日(金)
午後2時より、QVCで打ち合わせ。9月14日(火曜日 20時〜22時)と9月16日(木曜日 12時〜14時)に、私がプロデュースしているモイラジュエリーの販売で生出演するので、そのための打ち合わせだった。ジュエリーのテレビ販売とはいっても、一般的な通販番組とはちょっと違って、トークショーになっているのが嬉しい。特に今回は1回につき2時間もあるので、運気を上昇させるための秘訣など、いろいろなお話しができると思う。

5月の出演のときと同様、今日も実に明るく和気あいあいと打ち合わせができた。これはほんとに何よりのこと。スタッフの皆様に感謝しなければね。ところで、今回、最高に嬉しいのは、念願だった「ロイヤルブルームーンストーン」のリングとペンダントが実現したことだ。ブルームーンストーンは私が好きで好きでたまらない宝石! 透明感のあるムーストーンに何とも言えない神秘的なブルーの影がさして、そのロマンティックで魅力的なことといったら! 昔からムーストーンには月の女神のパワーが宿ると伝えられているが、まさにその通りだと思う。

ジュエリー会社の方が石を厳選してくださったので、きわめて上質のブルームーンストーンが揃った。お陰でブルーの色がとても美しい。ただ、ブルームーンストーンはもともと大きな石というのは存在しないのよね。他の宝石に比べると多少小粒の感じがするが、それでもしっかり存在感がある。デザイナーさんがブルームーンストーンの美しさを引き出すオシャレなデザインにしてくださったのも嬉しい。リングは2つのデザインがあるが、実は私もどちらが良いかいまだに迷っている。

ところで、QVCの会社やスタジオは、海浜幕張(千葉県)の素敵な高層ビルにある。車で5分も走れば海だそうだ。それを聞いて、海が急に見たくなった。その思いが通じたのか、東京へ向かう帰りの電車(京葉線)でそれが実現した。5月の放送のときは車を使ったりしたので、電車からこれほど海が眺められるとは知らなかった。行きも京葉線を利用したが、考えてみると海を背にして座っていたのよね。空が曇っているせいか、海の色がグレーがかっていたが、それでも遠い水平線を眺めていると、心がのびのびと広がっていく気がした。

関連情報 → What`s new 

2004年9月9日(木)
夕方、気分転換を兼ねてコンビニへ。近頃のコンビニって、ほんとに便利。お買い物ついでにお金はおろせるし、品数も豊富になった気がする。あれこれ興味を持って見ていたら、面白い物を見つけた。「昭和の町並み ミニモデル(TAKARA)」という小さなお店のオモチャが入っている小箱。箱には昭和30年代風といった感じのお店の写真が並んでいる。その中のひとつが入っているようだ。何が入っているかは、わからない。嬉しくなって思わずレジに持って行った。

このホームページにも書いたが、年頭に今年は乙女座が支配する年なので、昭和30年代風のものが流行すると占った。それが、とうとうコンビニにも登場したかと、楽しくなった。私は以前から、こういうレトロな雰囲気がけっこう好きだ。家に帰って、ワクワクしながら箱を開けると、「床屋さん」が現れた。細部まで実に良くできていて、ちょっとだけ自分で組み立てる部分がある。そこがまたいい。首にマントのように赤い風呂敷を結びつけ、腰にはオモチャの刀を差して、天に向かってこぶしを振り上げている男の子のお人形までついている。

ところでレトロと言えば、サトウハチロー作詞の「秋の子」という童謡もレトロで、そう、昭和初期という感じかな?実に味わい深い。つい2、3日前、読者の方から「ちいさい秋みつけた」の詩が好きになったというメールをいただき、その際、「近々、秋の子も紹介します」と私がコメントした(読者のページ)。ちょうどよい機会なので、ここに「秋の子」を書き写してみよう。

《秋の子》
サトウハチロー作詞
末広恭雄作曲

すすきの中の子 一、二の三人
はぜつりしてる子 三、四の五人
どこかで やき栗 やいている
つばきを のむ子は 何人だろな

柿の実みてる子 一、二の三人
さよならしてる子 三、四の五人
ごはんに なるまで おもりする
おんぶを する子は 何人だろな

ひぐれに走る子 一、二の三人
風呂たきしてる子 三、四の五人
こおろぎ あちこち なきだした
さみしく 聞く子は 何人だろな

「ちいさい秋みつけた」よりは有名ではないけれど、「秋の子」もなかなかいいでしょう? サトウハチロー氏の詩は素直で、情景描写が的確で心が癒される感じがするのよね。由紀さおりさんと安田祥子さんのCDに「歌・うた・唄 VOL・3 サトウハチローを歌う」というアルバムがあるけれど、それがまたいいのよ! 「ちいさい秋みつけた」も、この「秋の子」も素晴らしく美しいハーモニー! 今日は、それを聞きながら日記を書いた。

2004年9月8日(水)
午後2時、雑誌の打ち合わせのため外出。台風一過で、秋を忘れてしまうほど外は熱い光にあふれている。多すぎる湿気が体にまとわりつく。サングラスも日傘も忘れてきたとことを少し後悔した。

私ははっきり言って、サングラスが好きではない。第一にはサングラスをかけた自分の顔! 周りはお世辞もあるのだろう、似合うと言ってくれたりするが、鏡に映していつも「どこが!?」と思う。キザな顔つきになって、何ともイヤなのよね。第二には、グラスを通さないほうが、よほど景色がイキイキと美しく見える。ただ、悲しいかな眼球の色が薄いのよね。眼底の色素まで薄いと眼科医に言われたことがある。そのためか紫外線に弱くて、陽射しの強い日に無理にサングラスなしで歩くと、後で眼が疲れてたまらない。

小中高生の頃など悲惨だった。毎年恒例のクラスの集合写真は、陽当たりのよい校庭で撮るのが慣例。これが、そういう日に限って、これでもかと言うくらいに晴れてくれるのよね。私に都合のよい曇りの日なんて1、2回あったかしら……。そんなわけで、写真屋さんに並び方を直されているうちに、眩しさが限度を超えてしまう。涙がポロポロと頬を伝い、頭のてっぺんが見えるほどうなだれているか、眼をほとんど開けずにしかめっ面をしているか、そんな記念写真ばかりがアルバムに貼ってある。

ところで、以前に紫外線の多い日に裸眼でいると将来、白内障になりやすいと聞いたことがある。それで、その後はいつも「白内障にならないためよ」と自分に言い聞かせて、なるべくサングラスをかけるようにしている。

2004年9月7日(火)
一日中、執筆に専念。あっと言う間に夜になってしまった。しばらく仕事の手を休めて、窓の外を眺める。台風の影響だろう、風はけっこう強く、空の雲が飛ぶように流れていく。木々の梢もかなり揺れている。その下を短パンにランニング姿でジョギングする男性が一人……また一人……。東京はなんて平和なんだろう。台風の被害が少ない土地というだけでも、感謝しないといけないわよね。

九州に上陸し、各地で猛威をふるいながら日本海に脱け、現在もなお勢力を保ちながら、北海道に向かっている台風18号のものすごさ! ニュースの映像を見るたびに恐ろしくなる。街を冠水させ、家の屋根を吹き飛ばし、巨木をなぎ倒し、トラックを横倒しにした。広島市では最大瞬間風速60.2メートルを記録し、厳島神社では強い波に押されて国宝の左楽房などが倒壊。拝観の再開のめどが立たないほどだという。

このホームページに遊びにいらしてくださっている方たちは、被害を受けていないだろうか。いつもと変わらずたくさんのアクセス数をいただいているので、たぶん大丈夫だろうと勝手に思ったりはしているのだけれど、やはり心配だ。これから北海道に上陸しそうだし……。ただ、続いて来そうな台風19号の勢力は大したことはなく、日本に近づく前に熱帯低気圧に変わる予測とのこと。よかった!

秋の虫たちは、昨夜と変わらず公園でコンサートを開いている。夜が明けるまで、華やかに鳴き尽くすのだろう。

2004年9月6日(月)
深夜、何となく夜風に吹かれたくなって、ベランダに出た。東の空はうっすらと雲がかかり、雲間に下弦の月が、驚くほど鮮やかに見える。こんなに明るい月は久しぶりだ。台風の影響か、少し暑く湿った空気が体を包む。風は思ったよりない。目の前の公園から、虫の音がにぎやかなほど聞こえてくる。秋なんだ!とあらためて思った。するとふと「ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた〜」と口をついて出た。

私はサトウハチローの「ちいさい秋見つけた」がどうしようもないほど好きで、3番までしっかり暗記している。そして、いつ唄っても胸がキューッとなる。

《ちいさい秋見つけた》
サトウハチロー 作詞
中田喜直 作曲

誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ
すましたお耳に かすかにしみた
よんでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
お部屋は北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク
わずかなすきから 秋の風
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋みつけた
むかしの むかしの 風見の鳥の
ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ
はぜの葉あかくて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

1番の「すましたお耳に かすかにしみた よんでる口笛 もずの声」、ああ、なんていいの! 2番の「お部屋は北向き くもりのガラス うつろな目の色 とかしたミルク わずかなすきから 秋の風」、もうここへくるともう、胸が震え出す。3番の「むかしの むかしの 風見の鳥の ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ はぜの葉あかくて 入日色」、幼い頃の思い出が次から次へと走馬燈のように浮かんでくる。近所の子たちみんなで集まって、鬼ごっこや隠れん坊をしたこと。「はないちもんめ」なんていうのもあったけ……。色鮮やかなモミジやイチョウの葉を集めて大好きな本の間にはさんだり、ドングリの実をそっとポケットにしのばせたり……ね。

それにしても「うつろな目の色 とかしたミルク」、「ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ」なんて、どうしてこんなに素敵な、懐かしさにあふれる表現ができるのかしら。この歌に出会ってから、屋根の上で回る風見鶏がむしょうに好きになってしまったのよね。

日記を書き終わったら、もう一度、月を眺めながら唄ってみようかな。あなたも「ちいさい秋…」一緒に唄いませんか?

2004年6月17日(木)
軽井沢2日目。のんびり支度して、お昼近くなってから旧軽までドライブ。旧軽井沢銀座を歩いてみることにした。大学時代に軽井沢を訪れたことがあるが、中軽での合宿だったので、旧軽の商店街には遊びに来ていない。あのときは追分けを散歩した記憶がある。

空は雲ひとつないお天気。これは嬉しいのだが、陽射しのきついこと、きついこと! 皆、日傘をさして歩いている。ところが、私ときたら皮膚が紫外線アレルギー気味なのに、日傘も帽子も家に忘れてきた。旅行というと、必ず何か忘れ物をしてくるのよね。仕方がない、日傘か帽子は買うとして、とりあえず車に常備してある雨傘をさした。ちょっと格好悪いけれど、そんなことは言っていられない。

プレゼント:読者の方へ軽井沢のおみやげ。大城レースのジュエリーポーチ、5名様。ご希望多数の場合は抽選。6月26日までにメールで「おみやげ欲しい」とご連絡ください。ご住所、お名前も忘れずに。当選者は今月末の日記でイニシアルかハンドルネームで発表いたします。

日照りの中、旧軽のお店を1軒1軒、覗いて歩いた。この古くからの商店街で、別荘に滞在する方たちが日常的な買い物をするのだろう。まだハイシーズンではないせいか、人通りはそんなに多くない。旧軽には大正時代から営業しているらしいお店がいくつかあって、そのひとつ「大城レース 夏の店」はちょっとオシャレ。大正9年から営業している老舗だけあって、ハンカチやテーブルクロス、ピローケースなど、なかなか上品で上質のレース製品が並んでいて、ここはお客で賑わっていた。

このお店で携帯用の素敵なジュエリーケースを見つけた。オフホワイトのサテン地に同色の品のいいレースが重ねてあり、リボンで作ったバラの花がワンポイントになっている。大きさは小さめだが、ペンダントやブレスレット、リングなどがうまくおさまるので、旅行などに便利。一目で気に入って購入を決めた。実はこのジュエリーポーチ、私とお揃いの物をこのホームページに遊びに来てくださる皆様にもおみやげとして購入した。5名様にしかプレゼントできないけれど、ご希望の方は「おみやげ欲しい」とメールに書いて送ってく欲しい。応募者多数の場合は抽選になってしまうが、郵送しますね。

「大城レース」で買い物をすませたら、すでに午後2時。友人も私も喉がカラカラになっていた。お昼やティータイムはオープンエアのカフェか何かでオシャレに……と決めていたのだが、2人とも強い陽射しにやられたのか食欲がなく、とりあえず座って喉を潤したい気分が先行。そこで、商店街の「フランスベーカリー」というパン屋さんのレストランでアイスティーとほんの少しパンをかじって休憩した。

その後、またいくつかお店を覗き、少し買い物。最後にふと思いついて「旧軽井沢森の美術館」に立ち寄ってみた。だまし絵や、上下が逆さまな不思議な部屋などがあるが、正直言ってそれほど面白くはなかった。すでに夕方、さあ、これから中軽に行き、お食事でもしようかという話しになった。旅行前に、ホームページの読者のT.K.さんが、ご親切にメールで中軽井沢のとても美味しいレストラン「La Luce ラ・ルーチェ・tel 0267-45-2019」を教えてくださったのだ。そこのバジルのパスタは最高だとのこと。ぜひ行きたくて、メールをプリントアウトして持ち歩いていた。ところが、2人ともまだ食欲がわかない。私が食欲がないなんて、ほんとにめずらしい! 結局、「日本蕎麦ぐらいしか入らない」と気分が一致。夕食は信州蕎麦ということになり、情報誌を参考に南軽井沢の「和食処 いち松・0267・45・4567」に決定。ここの「石臼挽き手打ち十割そば」はなかなか美味しくて、食欲がないのにするするとお腹におさまった。

こうして軽井沢2日目は終わった。

2004年6月16日(水)
お昼過ぎに東京を車で出発、軽井沢に向かった。高速の関越自動車道を走り、藤岡ジャンクションから上信越自動車道に入るコース。関越は何度も利用しているが、上越自動車道は初めて。お天気に恵まれたこともあるのだろう、連なる山々の美しさは感動的だった。徹夜明けの疲れが山の緑に吸い込まれて、体がスーッと楽になっていったのよね。

途中、サービスエリアでたびたび休みながらのドライブだが、軽井沢には午後5時半頃に到着。軽井沢って、こんなに近かった? でも、これがシーズンの7、8月だったら、こうはいかないだろう。ずーっと車が連なっているんじゃないかしら。

サービスエリアと言えば、関越の高阪で休憩したとき、ちょっと小腹が空いて、向かって右側のレストランで冷やし中華をいただいた。これが、意外なくらい美味しかったのよね。まず、その具だくさんなことにはビックリ! チャーシュー、ハム、かまぼこ、タコ、キュウリ、玉ネギ、モヤシ、錦糸卵などが、これでもかというくらいに乗っている。麺より具のほうが多いくらい。麺もシコシコして美味しい。ただ、あまりの具の多さに小腹が空いたぐらいだから、とても食べきれなかった。

軽井沢に到着し、ホテルのチェックインをすませてすぐ夕暮れの町を散歩してみた。ちょっとオシャレなお店が連なっていて、楽しい。ブライダル関係のお店がけっこうある。軽井沢で結婚式を挙げるのが流行っているのかもしれないわね。ただ、残念だったのは、ほとんどのお店がクローズしていたこと。後で聞いたのだが、水曜日が定休日のお店が多いそうだ。

夕食は旅行雑誌に載っていた「アトリエ・ド・フロマージュ ピッツェリア&カフェ」で、チーズフォンデュと4種類のチーズを使ったピッツァ、虹色のサラダ、食後に4種類のアイスクリームの盛り合わせをいただいた。そのチーズの美味しさには、友人も私も感激! ただ、チーズだけのピッツァは、ブルーチーズを使っているので、かなりのチーズ好きでないと、クセがありすぎるかもしれない。アイスクリームは生チーズ入り、バニラ、ストロベリー、レモンの4種類で、「お2人で分けられたほうが……」のお店の方のアドバイスで、1人前にしておいて良かった。お味はかなりgood!

軽井沢の第1日目はこれで終了。こんなにのんびり出来たのは、ほんとに久しぶり! どうせ急ぐ旅ではない。予定を立てずに足の向くまま、気の向くまま、軽井沢の休日をゆったり過ごそうと思う。

2004年6月13日(日)
ずいぶん長いこと日記をお休みしてしまった。恥ずかしいと思いながら、ずっと書かないでいるのはもっと恥ずかしい気がして……。以前の日記で、現在、私のマンションがリニューアル工事中であると報告した。その工事がかなり進んで、ベランダの塗り替えが始まった。ところが、このベランダにはエアコンの室外機が設置してある。そのため、ベランダの塗り替えを行う6月12日から約10日間はいっさいエアコン使用禁止との通達。これは困った! 私は暑さにめっぽう弱くて、室温が25度以上になったら頭がボーッとして、冷房なしでは仕事が出来ないのよね。

そこで考えたのが旅行。10日間も旅をするのはとうてい無理だけど、4日間くらいなら何とかなる。というわけで、16日から4日間、友人と軽井沢を旅行することに決めた。どうせなら涼しい所で過ごしたいし、軽井沢はほんとに久しぶり。思い起こしてビックリ! 大学時代に演劇部の合宿で行って以来なのよね。

というわけで今、19日までの仕事を終わらせてしまおうと、猛烈な勢いで仕事に取り組んでいる。幸い今のところ冷房なしでも25度以下なので、助かるのよね。でも、旅行中、このホームページをお休みするわけではない。「毎日の運勢」や「手相講座は」はもちろん毎日、更新する。旅先にノートパソコンとデジカメを持参するので、出来れば軽井沢で日記を書き、写真を入れてUPしたいと思う。でも、旅先からメールでM&Jさんにデータを送ってUPするのは初めてのこと。うまくいかなかったらどうしよう。

2004年6月3日(木)
午後2時に赤坂にある占いコンテンツの制作会社メディア工房へ。何人もの新しい担当さんと打ち合わせをした。打ち合わせはすごく好きで、お互いに意見を交わすうちに良いアイディアが出てくると実に嬉しい。また、途中で私、つい雑談に走ってしまうのだけれど、そんなときに肩のこらない情報や意見が聞けたり、私自身も他愛のないオシャベリができるのがまた、楽しいのよね。

帰りがけに、先日、友人に教わった吉祥寺の「カルディコーヒーファーム」という輸入食品を扱うお店に行ってみた。東京をはじめ静岡、名古屋、広島、旭川など、あちこちに店舗があるので、ご存じの方も多いかもしれない。調べてみたら、ネットショッピングもできるのだけれど、商品の種類はそれほど多くないし、そこはもう、行ってしまったほうが良いのではないかと思ったのよね。

吉祥寺店は、ゴチャゴチャ商品が置いてあって、ちっともきれいなお店ではないけれど、私にとっては宝の山! どれもリーズナブルで、美味しそうな瓶詰めや缶詰、オリーブオイルなど、つい山のように買い込んでしまった。甘党だからお菓子も見逃せなくて……それが嬉しいことに、以前から欲しかったビスケットやキャンディーが手に入ったのよね。

ビスケットは「ダッチーオリジナル・オーガニック・ジンジャービスケット」。英国のチャールズ皇太子が1990年に創設したオーガニック食品会社のビスケットで、以前に一度いただいたことがあって、なかなか美味しかった。ビスケットの素朴な味わいが紅茶にとても合うのよね。さすが紅茶好きのイギリスだけある。

キャンディーはカナダの「LIFE SAVERS Wild Cherry」。実は子供の頃、このワイルドチェリーというキャンディーとそっくりな味の棒つきキャンディーをやはり輸入食品のお店で売っていて、よくなめていた。ただ、真っ赤なキャンディーで、なめると舌まで真っ赤になってしまうのだけれど、それでも味が大好きだった。その後、いつの間にか棒付きのチェリーキャンディーは見かけなくなり、残念に思っていたのよね。

今日買ったキャンディーは形こそ違い、ドーナツ型の小さなものだけど、味はまさに昔のものと同じ! なめていると、子供頃の嬉しさがよみがえってくる。後で鏡で見たら、やっぱり舌が真っ赤だった。

ダッチーのビスケットが手に入らず、どうしても味わってみたい方は、「カルディコーヒーファーム」のネット販売で購入できます。ビスケットの種類は4種類。ジンジャー、オレンジ、バタースコッチの3種類はなかなか美味しいですよ。ただ、オートビスケットはボソボソして私はちょっと苦手。

2004年6月2日(水)
6月1日に小学校6年生の女児が、同級生の女の子を殺害するという恐ろしい事件が起こった。今日もテレビはそのニュースで持ちきり。本当にやりきれない。教育が悪いでは片づけられない、あまりに大きな社会的な問題を孕んでいて、心がズシリと重くなる。今年は良い意味でも悪い意味でも乙女座の影響が出る年。乙女=少女の犯罪が起こっても星の上では不思議ではないけれど、「何故こんなことが!?」と、つい心の中で繰り返してしまう。

心の重い状態が続いては良くないので、夜、気分転換に映画のビデオを観た。数年前に中古のビデオ屋さんで手に入れた「リトルプリンス」。このビデオを見つけたとき
は、嬉しさのあまり、思わずビデオを抱きしめてしまった。

「リトルプリンス」すなわち「小公子」は子供の頃、好きでたまらなくて何度も何度も繰り返し読んだ物語。今でもその可愛い挿絵のひとつひとつが、はっきり目に浮かぶほどなのよね。映画も原作に負けないくらい良くできていて、これもまた何十回も観ている。主演のリッキー・シュローダーの何とも言えない愛らしさ! 愛あふれる物語に、いつの間にか、心がすっかり癒された。

2004年5月28日(金)
このホームページの「PC講座」、第2回目「ショートカットは禁断の果実」がUPされた。「実用的なショートカットを厳選したので、あなたがすでに活用しているショートカットはいくつあるか確認して欲しい」と書いてあるので、早速チェックしてみた。そしたら、なんとたった5つじゃないの! 私が使用しているショートカットは! これにはほんと、ガックリ! いつも、ほとんどマウスばかり使っているのよね。

ちなみに私が使用していたのは、「Ctrl」+「A」、「Ctrl」+「C」、「Ctrl」+「V」、「Ctrl」+「S」、「Ctrl」+「P」。それからこれはもう、恥としか言いようがないけれど、このことを「ショートカット」と言うのだということ、今日初めて知ったのよね。今まで、誰かしらに教わったりして、何となく使っていただけ。今日という今日は、自分の無知さ加減を思い知らされたわ。やっぱりマニュアル本をいっさい読まなかったせいね。

よ〜し、今日から少しずつショートカットを憶えていこうじゃないの! 1ヶ月もすれば、もう! というわけで、今日、早速「Shift」+「矢印キー」と「Ctrl」+「X」の組み合わせ、「Alt」+「Tab」などを試してみた。ほんと、便利! これは確かにやめられないわ。

2004年5月27日(木)
お昼に、昨日買ったトマトで、簡単なお料理をした。「麦わら帽子に……」と歌いながらね。これ、あっという間に出来上がるから嬉しくて、しょっちゅうつくっている。トマトとチーズが好きな方だったら、気に入ると思うので、書いておこう。例によって私が作るお料理のこと、レシピなんてきちんとしたものではないけれど、もし、役に立ったら嬉しい。でも、トマト好きならすでに知っているかもしれないわね。 

<材料 1人前>

トマト 1個
オリーブ油 適宜
クレイジー・ソルトor 塩、コショウ 適宜
とろけるチーズ 適宜
パセリのみじん切りorドライパセリ 適宜

<作り方>

1、 トマトを洗って、ざくざくと適当に切る。
2、 1のトマトをオーブントースターに使用できる耐熱の器に入れ、オリーブ油とクレイジー・ソルト(or 塩、コショウ)を適当にふりかける。
3、 2の上から、とろけるチーズをたっぷりのせる。私はトマトが隠れるくらいチーズをのせるのが好き。
4、 オーブントースターで、軽く焦げ目がつくくらいに焼けば出来上がり。
5、 4の上にパセリのみじん切りorドライパセリをふりかけると、ちょっと格好がつく。


実に単純な作り方だけど、けっこう美味! ご飯よりフランスパンに合うと思う。私はよくガーリックトーストと一緒にいただいている。

そうそう、クレイジー・ソルトは最近、スーパーでよく見かけるから、すでに使っている方も多いと思う。もし使ったことがないようなら、おすすめ! 円筒形のボトル(12センチくらいの高さ)に岩塩、ペッパー、オニオン、ガーリック、タイム、セロリ、オレガノ、マージョラムが入ったアメリカの調味料で、肉料理や卵料理、サラダなど、いろいろな西洋料理に使える。使い方によっては、ちょっとレストラン風の味になるよね。

2004年5月26日(水)
スーパーに立ち寄ったら、必ず買わずにはいられないものがある。トマトだ。今日もまた買って帰った。トマトはサラダとして生でいただくのも好きだが、特に火を通したトマトが好きなのよね。野菜炒めでもスープでも何でもトマトを入れるのが好き。レストランで食事をするときもこれは同じで、メニューに「トマトソース」とか「トマトとニンニクのスパゲティ」とでもあろうものなら、ほとんど例外なく注文してしまう。

何故、そんなにトマトが好きなのかと訊ねられると、これは困る。理由などなくて、無条件に好きなのだ。ただ、これは言える。トマトの赤い色と丸い形を見ただけでも、幸せな気分になるのよね。お陽さまの明るいパワーを感じて……。

子供の頃、覚えた童謡のひとつにトマトを歌ったものがあって、今でもトマトを調理するときなどに、ときどき口ずさむ。

麦わら帽子にトマトをいれて
かかえて歩けば 熱いよおでこ
タララッタン ラッタンタン
タララッタン ラッタンタン

麦わら帽子のトマトをひとつ
仔牛の頭に 乗せて帰ろ
タララッタン ラッタンタン
タララッタン ラッタンタン

そんなに有名な童謡ではないけれど、何とも素朴で可愛くていいじゃない?

2004年5月25日(火)
お茶を飲みながら何となく開いた本に面白いことが書かれていた。世界的な大画家パブロ・ピカソのフルネームは、すごく長いものだったというのだ。なんと「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」がそのフルネーム。何故こんなに長い名前になったのかというと、ピカソが生まれたスペインには、たくさんの幸運と天分に恵まれるように願いをこめて、できるだけ多くの名前を付ける風習があったからだそうだ。確かにピカソは類い希な天分に恵まれ、素晴らしい成功を収めたわよね。でも、名前があまりに長すぎて、ときどきピカソ自身も間違えてしまうほどだったとか。

名前と言えば、私のペンネームはプロフィールにも書いたが、作家の遠藤周作先生が付けてくださったもの。ただ、名前をいただたいた当初は雑誌「小学四年生」の連載が始まる直前。「モイラ」が子供たちに怪獣の「モスラ」と間違われはしないかと、ちょっと心配だった。でも、その後、この名前が好きになり、今では骨の髄まで「モイラ」になってしまった気がする。たまに「結城さん」と呼ばれることがあるが、「モイラさん」と言われるほうが私自身、何かしっくりと馴染む感じがする。ただ、この「結城モイラ」という名前、姓名判断の一説に「恋愛や結婚をあきらめれば、仕事で成功する」とあるのよね。あ〜あ……。


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