>>> トップページへ戻る

Moira's Message --------------------------------------------- 2007/12/31

2008年はどのような年に?

2008年はいったいどのような年になるでしょうか。当然のことですが、年が変わった瞬間に前年とは違った運勢が始まるというわけではないのですよね。ここ1、2年の運勢を引きずりながら少しずつ新しい局面を迎えます。一昨年は「今まで隠れていたものが表面に露出してくる年」と申し上げました。そして昨年は「好むと好まざるに関わらず戦いの年」とお話ししました。そして今年はどうかというと、「閉塞感に支配される年」になると思います。明るい予測ができないでごめんなさい。

なぜなら、今年は木星が山羊座を進行するため、天体からの波動は人々の心を保守的に、また、内向的な状態へと向かわせます。加えて、地球規模での環境破壊やエネルギー問題に起因する金融不安など、私たちが知る人類史上でも最も過酷な時代の幕開けと対峙することとなります。日常的な問題としては、政治も混沌とし明日が見えない状況が続き、格差社会はさらに顕著となり、セーフティーネットの恩恵にあずかれない人々がますます増加するでしょう。それにつれてうんざりするような犯罪が多発し、私たちはそうしたニュースに接するたびに何とも言えない暗い気分にさせられることでしょう。

つまり、2008年は今お話ししたような悪い状況が重なるため、単なる「保守的」という範囲を超え、出口の見えない「閉塞感」に支配されます。そうしたなかで、私たちは何とか変わらなければ、変えなければいけないという変化を求める気持ちがどんどん強まってくるでしょう。でも残念ながら、解決に至る変化、これならいいと確信できるような変化はなかなか叶わないようです。そこで、皆が一般的にとる行動はというと、省エネにつながる日常生活です。なるべく電気を使わない、ガソリンを使わない、洋服や贅沢品を買わない、無駄をできるだけ省くなど、消費をセーブする傾向がかなり強まるでしょう。

なんだかショックなことばかり並べ立ててしまいました。でも実は、私はこの2008年という年にひとつの救いを見出しているのです。それは、今年は従来の不況とかオイルショックといったときとは根本的に異なり、人々の心の中に新しい価値観をはぐくむ良い要素があると考えるからなのですよね。大量生産・大量消費といった従来型の価値観からすれば、確かにこうした閉塞感ただよう世相は大変暗いものです。でも、ちょっと見方を変えてみましょう。過去の生活や態度を反省し、モノを大切にする、ムダな消費をしないといった自己制御は、人間として精神的に大きく成長させてくれるに違いないと思うのです。内面的豊かさを伴った新しい価値観がきっと生まれてくる、そう期待しています。

辛さにめげず、そこからいろいろなことを学び取っていきましょう! 今、私は最善が尽くせるように、かなり気を引き締めています。どうぞあなたも明るくしっかりとこれからの一年を歩んでくださいね。ご一緒に前向きに頑張りましょう!

                            結城モイラ記
(2007年12月31日)


結城モイラ ホームページ 2003(C) Moira Office. All rights reserved.